日中ともにアジア経済をリードする国だが、国内総生産(GDP)の規模では中国が日本を抜き、世界第2位となっている。では、首都という観点から見た場合、日本の首都である東京と中国の首都である北京は経済的にどちらが優勢なのだろうか。(イメージ写真提供:123RF)

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 日中ともにアジア経済をリードする国だが、国内総生産(GDP)の規模では中国が日本を抜き、世界第2位となっている。では、首都という観点から見た場合、日本の首都である東京と中国の首都である北京は経済的にどちらが優勢なのだろうか。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日中両国の首都である東京と北京を比較してみたら、「その差に愕然とした」と伝える記事を掲載した。東京と北京にはどれだけの差があるのだろうか。

 記事は、人口と域内総生産(GRP)、そして1人当たりのGRPに着目し、経済面から東京と北京を比較している。記事は、2016年の統計として、北京の人口は約2151万人であり、GRPは2兆4899億元(約43兆円)だったと紹介し、1人当たりGRPは約10万元(約172万円)だったと紹介。これに対して東京圏の2016年の人口は3520万人であり、GRPが11兆元(約189兆円)を超えていたと推測されると伝え、1人当たりGRPは約31万2500元(約536万円)に達したと紹介した。

 この結果をもとに、北京の人口は東京圏のおよそ61%で、GRPはおよそ22.6%、1人当たりGRPはおよそ32%に過ぎないと指摘。このように両国の首都の経済規模を比較することによって「中国と日本との間にどれほどの距離があるかを確認することができる」とし、急速な経済発展を遂げているものの、現状を確認すると「日中の首都には大きな差があることがわかる」と論じた。

 記事はなぜか東京の人口を埼玉県、千葉県、神奈川県を含めた「東京圏」の数値を用いているが、15年における東京都の人口は約927万人だ。また、GRPという観点で見た場合、東京のGRPは世界一であり、米ニューヨークすら上回っている。米シンクタンクのブルッキングス研究所が発表した統計によれば、東京のGRPは14年時点で1兆6170億ドル(約184兆円)、北京は5061億ドル(約57兆5114億円)であり、記事が指摘しているとおり、経済規模では確かに「日中の首都には大きな差」が存在する。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)