『オトナ女子のための美肌図鑑』(かずのすけ/ワニブックス)

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 なんでも日本は世界でも有数の化粧品消費大国。欧米に比べると多額の化粧品代を費やしているのだそう。ところが『オトナ女子のための美肌図鑑』(かずのすけ/ワニブックス)によれば化粧品は肌に浸透しないという。この本には美容化学者かずのすけ氏によって、化粧品神話を崩す真実が次々と暴かれている。そのいくつかを見ていこう。

■化粧品は肌に浸透しない!?

 まず化粧品は肌に浸透しない。浸透を願ってパッティングしまくってもまったく意味がないのだとか。化粧品が肌の奥に浸透するなんてそれはウソ。ほとんどの化粧品はせいぜい肌表面の角質層までにしか到達しないという。しかもパッティングは肌が黒ずむもとになるというから怖い。洗顔後、化粧水をたたいてその上から乾燥を防ぐために乳液を付けるのも、油分の与えすぎは肌トラブルのもとになってしまうという。肌にはセラミド入りの化粧水かオールインワンだけで十分。たくさんの化粧品は不要なのだそう。

■無添加化粧品は肌にいい!?

 最近オーガニックコスメをうたっていた有名外国化粧品の成分表示が間違っており、実はまったくオーガニックではなかったというニュースが大きく報道された。

 実は無添加化粧品だからといって肌にいいとは限らないのだとか。なぜなら無添加化粧品に明記されている「無添加」の定義が日本では決まっていないから。この本では、むしろ天然よりもピュアなのは合成のほうと言い切っている。オーガニックコスメに含まれている天然の香料はアレルギーリスクがあり、かえって肌トラブルを引き起こす可能性もあると指摘している。

■毛穴パックでイチゴ鼻はキレイになる!?

 一時、大流行した毛穴パック。ところがこれが毛穴の黒ずみをもっと悪くさせてしまう。毛穴の角栓は必死にケアするほど増えていくという。しかも角栓ケアはニキビの原因になるというから泣きっ面にハチだ。強力パックを使うとますます角栓を増やすことに。角栓ケアをしすぎると皮脂が角質と混じって大きな角栓を作り、角栓に含まれた皮脂やメラニン色素が酸化すると黒ずむという悪循環を起こしてしまう。角栓ができる原因は肌の刺激。強めのスキンケアや角栓パックをやめて油脂クレンジングだけで改善するというから驚きだ。

今まで常識と思っていたスキンケアの思い込みを覆す画期的な内容。各ページに描かれているイラストに添えられた辛口のコメントに爆笑しながら、正しい知識を得られて一挙両得だ。ムダな化粧品を減らして浪費と時間を節約できる! かしこい女子には非常に役立つ本といえるだろう。

文=中島ホタテ