スペイン・カタルーニャ自治州のバルセロナで声明を発表するカルレス・プチデモン州首相(2017年10月26日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】スペイン北東部カタルーニャ(Catalonia)自治州のカルレス・プチデモン(Carles Puigdemont)州首相は26日、州議会の解散と選挙の実施を見送ると表明した。

 スペイン上院は翌27日、カタルーニャ州独立を阻む強硬措置として、同州の自治権停止を承認する見通し。州議会解散は、ここ数十年のスペインで最悪の政治危機に発展しているカタルーニャ独立問題を鎮静化し、自治権停止を避ける方法とされていたが、見送りの決定により人口750万人を抱える同州の行方は不透明となった。

 議会解散の可能性をめぐっては独立派の抗議デモも行われ、地元警察によると約9000人が参加するなど、プチデモン州首相は各方面から圧力を受けていた。

 やつれた様子でテレビ演説したプチデモン州首相は、議会解散の「意向はあった」としながらも、中央政府から選挙を実施できるだけの「確約」が得られなかったと説明。議会解散を見送る代わりに、26日夜に招集される州議会に判断を託し、中央政府による自治権停止の「影響を見極める」よう要請した。

 州議会では独立派議員が過半数を占めており、その多くが一方的な独立宣言を希望している。
【翻訳編集】AFPBB News