IT人材不足解消の取り組みとして、2020年から小学校のプログラミング教育の必修化が決定されました。DeNAでは2014年から公立小学校の1〜3年生向けにプログラミング授業を行っており、授業で得た子どもたちや先生からのフィードバックを反映した高い完成度を誇る教育用アプリ「プログラミングゼミ」が2017年10月19日より無料で公開されました。実際にどのようなプログラミング教育が小学生向けに行われているのかアプリを使って体験してみました。

プログラミングゼミ

https://programmingzemi.com/index.html

◆プログラミングゼミのセットアップ

「プログラミングゼミ」はAppStore、Google Play、Microsoft ストアからダウンロードできます。ここではiPadで試すため、iOS版のアプリを使います。

プログラミングゼミ【低学年から使えるプログラミングアプリ】を App Store で

https://itunes.apple.com/jp/app/id1264450008



入手をタップして……



インストールをタップします。



iTunes Storeのパスワードを求められた場合は、パスワードを入力して「OK」をタップすると……



インストールが始まります。



インストールが終わったら「開く」をタップ。



「プログラミングゼミ」のユーザ規約が表示されるので、下方向にスクロールして……



「同意する」をタップします。



「プログラミングゼミ」の画面が開くので画面をタップします。



好きなニックネームを入力して、「OK」をタップして……



「はい」をタップ。以上でセットアップが終了です。



◆プログラミングゼミの使い方

プログラミングゼミを開くとプログラミングゼミのキャラクター「そらもん」の自己紹介から始まりますが、操作方法がわからないので右上のヒントをタップすると……



「キャラを増やす」「大きさを変える」「キャラをタッチせずに動かす」「自動的に動かす」「タッチしたキャラだけ動かす」「ほうせきゲット」の項番が振られた操作方法の索引が表示されます。順にみていきたいので「→」のボタンをタップ。



そらもんの動かし方のチュートリアルムービーが表示されます。



そらもんをタップしたままドラッグすると、場にそらもんを配置でき……



場にいるそらもんを左側にドラッグすると、場からそらもんを外すことができます。



ムービーが終わるので「→」ボタンをタップして次のムービーに移動すると……



そらもんの大きさを変える方法のムービーが再生されます。場にいるそらもんを2本の指でつまんで広げると大きくできて……



逆に縮めると小さくできます。



ムービーが終わるので「→」ボタンをタップして次のムービーに移動すると……



ここでプログラミングの命令(ステートメント)にあたる「おねがいブロック」が登場し、使い方のチュートリアルが始まります。左側のそらもんをタップすると……



おねがいブロックの一覧が表示されます。「ジャンプする」を場にドラッグして……



場の「ジャンプする」をタッチ(タップ)すると、2匹のそらもんがその場でジャンプします。



場の命令をタップするとプログラムが動いている状態になるので、右下の「停止」ボタンをタップ。



ムービーが終わるので「→」ボタンをタップして次のムービーに移動すると……



おねがいブロックはパズルの要領で繋げることができ、繋げたものが「プログラム」になるということが伝えられます。



ムービーが終わるので「→」ボタンをタップして次のムービーに移動すると……



すべてのそらもんを対象にするのではなく、タップしたキャラクターだけ動かすための「おてがみブロック」の説明がされます。「おてがみブロック」をプログラムの先頭に配置することで、タップしたキャラクターだけにプログラムを実行することができます。



ムービーが終わるので「→」ボタンをタップすると……



「ほうせき」をゲットする方法が説明されるので、「×」ボタンをタップします。



ほうせきをゲットしてみます。左側のそらもん2匹を場にドラッグして……



左上のそらもんをタップしておてがみブロックの「キャラがタッチされた」を先頭におねがいブロックの「←にあるく」と「→にあるく」を配置して……



右下の再生ボタンをタップして……



右のそらもんをタップ。



すると、そらもんが左に歩いて……



右に歩いて……



ほうせきが3個もらえます。



◆プログラミングゼミで勉強できるお題

プログラミングゼミではプログラミングの基礎を学習するためにいろいろなカリキュラムが用意されています。



・やってみる

「プログラミングゼミ」のチュートリアルのお題です。「◆プログラミングゼミの使い方」にもある操作方法のチュートリアルをここで確認できます。



・くりかえし

プログラミングの重要な要素の1つである繰り返し処理を学べるカリキュラムです。この題目では間違っているプログラムをお題に合ったプログラムに直したり、元々出来上がっているプログラムをバラバラにしてもう一度作り直すことでパズル感覚で遊びながらプログラミングスキル養うように工夫されています。



・じょうけん

プログラミングの重要要素の1つである条件分岐を学ぶことができます。「くりかえし」と同じで、間違っているプログラムをお題に合ったものに直したり、完成しているプログラムをバラバラにして再度作り直します。



・メッセージ

メッセージ送信をトリガーにしたプログラムを作ることができます。メッセージを受信することでイベントが開始するプログラムのプログラミングスキルを高めることができます。ここでは、お題に合ったプログラムを作成することが目的です。



・へんすう

ここではプログラムを作成する上では誰もが使う変数について学ぶことができます。変数を使った簡単なプログラムを穴埋めで作成したり、お題にあったプログラムを作ったりする問題が用意されています。例えば駐車場が一杯の時は「満」を表示して……



空きがでると「空」の表示になります。



このプログラムでは駐車場に車が入ると変数に1を足し、車が出ると逆に変数から1を引きます。そして合計値が3のときに「満」を表示して、3でなければ「空」を表示するように作ることでこの動きを実現できます。



・データ

スマートフォンやタブレット上の他のアプリやカメラなどとデータをやり取りするプログラムを学ぶことができます。ここまでくるとほぼおまけの要素が強いですが、「ムービーを撮影する」・「バーコードリーダを起動してバーコードを読み取る」「インターネットにムービーをアップロード」するプログラム作成の体験ができます。例えばこのプログラムではキャラクターをタップすると……



ムービー撮影のモードになります。



・にゅうしゅつりょく

スマートフォンなどに搭載されている加速度センサーの情報を使ったプログラムや外部のDCモーターや赤外線センサーを使ったプログラム作成を体験できます。



なぜか「DCモーター」のみヒントが英語になっているのが気になります……



◆組み立てる

繰り返し・条件分岐・メッセージ・変数を使った完成している実例プログラムをバラバラにして組み立てます。パズル感覚のゲームとしても楽しめます。たとえば、もぐらたたきのプログラムの「バラバラにする」ボタンをタップすると……



もぐらたたきの簡単なゲームの動きを予想しながらプログラムを一から作り直すことができます。



◆パズル

ここでは、簡単なプログラムで解くことのできるパズルゲームが用意されています。ドラゴンにぶつかることなく、そらもんに画面上のすべてのケーキをゲットできるようなルートで移動するプログラムを作る問題です。ほうせきを最大個数ゲットするためには何手以内で全てのケーキをとるかが決まっているため、ある裏技を知っていないと解くのは難しいです。



◆新しく作る

自分で自由にプログラミングして作品を作ることができるモードです。



このモードでは自分で作成した絵や画像を取り込んで、キャラクターとして使うことができます。「メニュー」で「あたらしくつくる」をタップ。



「じゆうにつくる」をタップ。



左上の「+」ボタンをタップします。



透過処理済のGIGAZINEロゴ画像を使うため、「画像」アイコンをタップしてロゴの写真を選択すると……



画像が読み込まれるので「OK」をタップします。



これで読み込んだ画像をキャラクターにしてプログラムできるようになります。



今回このキャラクターを使ってGIGAZINEロゴの「G」が青いGIGAZINEロゴを追いかけるアニメーションを作ってみました。

プログラミングゼミでアニメーションを作ってみた - YouTube

◆みんなの作品

「プログラミングゼミ」を使って作られたプログラム作品が公開されています。ほとんどが小学生が作成したプログラムと思いますが、色々なアイデアが詰まっていて見ていると時間を忘れそうになります。



「プログラミングゼミ」では小学生に向けたプログラミング教材として作られているため、直感的にわかりやすい作りになっていると思います。これまでプログラミングに触ったことがないけれど、プログラミングもわかるようになりたい人や基礎的なことを1から勉強してみたい人には「プログラミングゼミ」を教材の1つとして選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。