低カロリー食品として知られる寒天は、ダイエットの強い味方。でもダイエットをする時にだけ寒天を食べているなら、それはとても残念なこと。できれば毎日食べたいほど寒天は健康効果の高い食品なのです。

寒天ブームがきっかけ、ダイエット食の代名詞に

寒天は海草であるテングサやオゴノリを原料とします。よく耳にするテングサとは特定の海草の名前ではなく、紅藻類テングサ科の海草を総称したものです。寒天が作られるようになったのは江戸時代と言われており、日本に古くから存在するトコロテンが変化したものだそう。江戸時代、冬場に外に捨てられたトコロテンが、夜に凍って昼に溶けるというのを繰り返えすうちに、水分が抜けて偶然にできあがったのが寒天だと言われています。
ところで寒天といえば、2005年には寒天ブームが沸き起こりました。テレビで寒天の健康効果が取り上げられたのをきっかけに寒天ブームが沸き起こり、スーパーから寒天が消えてしまうほどでした。その時に注目されたのが、寒天のダイエット効果でした。寒天の成分はほとんどが食物繊維(食物繊維とは)で低カロリーなため、ダイエットに最適なのです。今でも寒天はダイエット食として利用されるほか、お菓子やサラダ、料理など幅広く使われています。

食物繊維が豊富な寒天

寒天はあらゆる食品の中で、特に豊富な量の食物繊維を含んでいます。なんとその量は100g中に80gほど。食物繊維は第6の栄養素と言われるほど、私たちに欠かせない大事な栄養素。食物繊維不足が気になる現代人にとって、寒天は食物繊維を補給するのにぴったりな食品と言えるでしょう。食物繊維は腸の中の善玉菌を増やし、排便の質をよくして腸内環境を改善してくれる効果がよく知られていますよね。そのほかにも血液中のコレステロール値(コレステロールの基準値)や血糖値の上昇を防ぐ働きもあります。また食物繊維は肥満防止に効果的です。なぜなら低カロリーであることはもちろん、食物繊維は水分を吸収して膨らむうえ消化に時間がかかるので、腹持ちが良いからです。これらのことからも分かるように、食物繊維は成人病を防ぐためにも積極的に摂りたい栄養素です。

体に良くても食べ過ぎは禁物

寒天を摂る際にはいくつか注意点もあります。寒天自体は体に良くても、市販の寒天ゼリーなどは砂糖が多く使われている場合もあり、食べ過ぎると糖分の摂りすぎになることがあります。また寒天を摂りすぎると他の栄養素の吸収を妨げたり、お腹がゆるくなったりすることがあるので、食べ過ぎには気をつけましょう。それからダイエットで寒天を利用する場合は、1日の食事を寒天のみにしないことです。寒天だけでは食物繊維以外の栄養素を摂取することができないため、栄養不足となります。寒天を上手に使って健康維持に役立てていきましょう。


writer:Akina