マクドナルドの復活も寄与した。(c) 123rf

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 日本フードサービス協会の発表によると、ファーストフードやファミリーレストランを中心に、外食業界では1年以上好調な売り上げが続いていることが分かった。

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■減少していた店舗数も回復へ

 25日、日本フードサービス協会が発表した「外食産業市場動向調査 平成29年9月度結果報告」によると、外食全体の売上は前年同月比103.3%だった。

 2016年9月以降、13カ月連続で売上が前年同月比を上回っており、今年に入って減少傾向にあった店舗数が再び増加していることと合わせて、外食産業が本格的に活況を呈していることが伺える結果となった。

■マクドナルドの復活も寄与

 前年同月比104.1%だったファーストフードの分野では、麺類部門が同106.2%、洋風部門が同105.9%と大きく寄与した。

 一方、持ち帰り米飯/回転寿司は同99.9%と、わずかながら前年同月比を下回っている。客単価(同103.5%)では他の部門と同様に前年同月比を上回ったものの、店舗数(同98.1%)や客数(同96.5%)の落ち込みが影響した格好だ。

 品質問題などから売上を落としていたマクドナルドが今年に入って業績を回復させるなど、個々の会社でも業界動向を裏付ける動きがあり、引き続き好調を期待できそうな分野となっている。

■「肉ブーム」で絶好調な焼き肉

 ファミリーレストラン分野では、焼き肉部門が同111.7%と相変わらずの力強さを見せている。特に客数が前年同月比で110.4%と伸びており、資料では「根強い肉ブームに下支えされて、フェア等の集客が好調」と分析している。

 また洋風(同101.7%)や中華(同103.3%)が堅調な反面、和風部門は同98.7%に留まった。客単価が前年同月比で100.8%とわずかに上回ったものの、店舗数(同99.1%)、客数(同97.9%)がマイナスとなったためだ。

■苦戦の続く居酒屋チェーン

 パブ/居酒屋分野では、売上が同99.3%と前年同月比を下回った。パブ・ビアホールでは同100.7%とかろうじて売り上げを落とさなかったのに対して、居酒屋が同98.9%となったのが原因。

 居酒屋部門の内訳をみると、客単価が同98.7%と落ち込んだ以上に、店舗数が同95.7%と大きく減少していることが大きい。

 居酒屋チェーンなどを運営するワタミでは、既存の店舗を改装して、カタマリ肉ステーキを提供する「にくスタ」を展開し始めている。今後も同様な業態転換が続きそうだ。