江戸っ子はどこまで?

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江戸っ子という言葉があります。気が短く、言葉が荒っぽいながらも人情に厚いところがある、そんな人たちが江戸っ子のステレオタイプなイメージでしょう。

どこまでが江戸っ子?

そんな江戸っ子は、果たしてどこまでを含むものなのか、ふと気になる方もいるのではないでしょうか。江戸といっても、東京都の中で八王子の人を江戸っ子とはあまり言いませんよね。さらには練馬区や板橋区出身の人も江戸っ子のイメージがありません。さらに言うならば、新宿や渋谷といった現代の繁華街といわれる場所で生まれた人も江戸っ子ではありません。

江戸はどこまで?

江戸の範囲は、江戸時代に定められました。その一つとして町奉行の権限がおよぶ墨引と呼ばれる区分があります。それによれば、江戸の範囲は、現在の山手線の範囲内にくわえて、上野や浅草を含み、隅田川の対岸あたり、錦糸町の手前までは江戸の範囲となるようです。門前仲町も含みます。確かに江戸っ子のイメージがある人たちは、隅田川の両岸に住んでいた人たちといったイメージもありますので、そのあたりは江戸の範囲に収まるのかもしれません。現在、若者の街としてさかえている中央線沿線も、今では江戸の中心から電車で1時間くらいの場所に位置していますが、当時ははるか遠くにある場所であったといえるでしょう。