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メルセデス・ベンツ日本は「第45回 東京モーターショー2017」(一般公開は10月27日から11月5日まで)にて、「メルセデスAMG Project ONE」や新型「GLC F-CELL プレプロダクションモデル」をはじめとする多数のモデルを発表した。

毎回、ショーアップされたプレスブリーフィングを開催して注目を集めるメルセデス・ベンツ。今回は和服に身を包んだダンサーによるアニメーションダンスのパフォーマンスで東京モーターショーのスタートを盛り上げた。続いて登壇したメルセデス・ベンツ日本代表取締役社長兼CEOの上野金太郎氏が挨拶し、ダイムラー社のブリッダー・ゼーガー氏によって、メルセデス・ベンツの掲げる「CASE」コンセプトが紹介された。

「CASE」とは「コネクト」「自動運転」「シェア&サービス」「電気自動車」の頭文字を並べたもので、これらにもとづいたコンセプトカーが次々と紹介された。

最初に登場したのは新型「GLC F-CELL プレプロダクションモデル」。従来より大幅に小型化した燃料電池と大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載した、世界初というプラグインハイブリッド燃料電池車だ。満タンに充填した水素とバッテリーの充電により、東京から鈴鹿市までに相当する486kmもの航続距離を実現している。すでに普及している充電設備を利用できるため、水素ステーションが整備されていない地域でも安心して走行することができるのも特徴となっている。

続いて紹介されたのは、メルセデス・ベンツのコンパクトカーとして初めて100%電動で走行するという「Concept EQA」。コンセプトカーだが、自走してステージに登場し、デザインや細部の仕上げもきわめて現実的だったのが印象的。フルタイム四輪駆動システムと2基の電気モーターを搭載し、拡張可能なバッテリーコンポーネントによってシステム出力を200kW以上まで高めることが可能だという。航続距離は約400kmを達成した。

スマートからも電気自動車「smart vision EQ fortwo」が登場。スマートの考える短距離公共交通を具現化したもので、カーシェアリングでの利用を前提としている。ステアリングホイールもペダルも廃した完全な自動運転を搭載しているため、利用するときは同モデルが利用者のところまで迎えに行く。子供を学校まで迎えに行くといった用途では、その役目を同モデルに任せることも可能だという。

「smart vision EQ fortwo」は「CASE」の4つの要素をすべて満たしたコンセプトカーであり、同時に外観においてさまざまなチャレンジがなされている。ドアは狭いところでも開閉できる跳ね上げ式で、加えて好みの映像を映し出すことが可能。フロントグリルにも映像を表示でき、「コスプレにもピッタリのクルマ」とも紹介された。

最後に登場したのが、電気自動車から一転してF1マシンを公道仕様としたような過激なモデル「メルセデスAMG Project ONE」だ。F1で採用されているハイブリッドテクノロジーをほぼそのまま採用し、ターボエンジンと電気モーター4機を搭載。その最高出力は1,000PS以上、最高速度は350km/h以上という。このモデルも自走してステージに登場したが、ハイブリッドのためほぼ無音。従来の常識を覆すハイパーカーといえる。

メルセデス・ベンツ日本はこれまでより広いブースを設置し、AMG・スマートも含めてアジアプレミア4台、ジャパンプレミア3台を含む20台を展示している。輸入車ブランドでは間違いなく、最も充実した出展内容だ。