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 テーブルマウンテンという言葉を聞いたことがあるだろうか? 地盤の軟らかいところが風雨で削り取られ、硬い地盤だけが残った、山頂が平らな台形状の山のことを指す。文字通り山全体の形がテーブルのようで、“陸に浮かぶ船”と呼ばれることもある。南米・ギアナ高地の中心部をなすカナイマ国立公園は、そんなテーブルマウンテンが大小100余り存在することで知られている。1962年にベネズエラの国立公園に指定されたカナイマ国立公園は世界自然遺産にも登録されていて、しばしば“最後の秘境”とも称される。

 公園面積の約65%を占めるテーブルマウンテンの中でも、ひと際人気が高いのが「ロライマ山」(Monte Roraima)だ。ロライマ山自体はベネズエラ、ガイアナ、ブラジルの3つの国にまたがっているが、山頂まで登ろうと思ったらベネズエラ側からアプローチした方が簡単だ。アーサー・コナン・ドイルの小説『The Lost World』(ロスト・ワールド)の舞台のモデルとされるロライマ山。山頂に行くまでにかかる日数は約2日間だが(全行程は5泊6日が一般的)、天空の孤島のようなその風景は、時間をかけても登る価値があるだろう。

■アクセス

日本からベネズエラへの直行便はない。ベネズエラの首都カラカスへは、アメリカ・ロサンゼルスなどほかの国(都市)を経由する必要がある。ロライマ山を登るには、San Francisco de Yurani(サン・フランシスコ・デ・ユルアニ)が玄関口となる。San Francisco de Yuraniへは、カラカス、ボリバル州の州都シウダ・ボリバル、サンタ・エレナ・デ・ウアイレンなどからバスが出ている。日本からは直行便が無く、首都カラカスからも移動が必要なため、個人旅行よりもツアーなどを利用する方が便利だろう。

■シーズン

比較的雨が少ない12〜3月がオススメ。

■HP

・世界自然保護基金(WWF): http://wwf.panda.org/about_our_earth/teacher_resources/best_place_species/current_top_10/canaima_national_park.cfm#TB(英語)

・ユネスコ(UNESCO): http://whc.unesco.org/en/list/701/(英語)