連続テレビ小説「わろてんか」で、風太を演じる濱田岳/(C)NHK

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北村家のいいなずけ・楓(岡本玲)との“商い勝負”に勝ったてん(葵わかな)だが、待遇は相変わらず女中さながら…と、いけずなしゅうとめを前に“笑えない”展開が続く連続テレビ小説「わろてんか」(毎週月〜土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)。

【写真を見る】濱田岳と葵わかなのキュンキュン(?)シーンも!/(C)NHK

10月26日放送の第22回では、てんの窮状を知った風太(濱田岳)が、藤吉(松坂桃李)を問い詰めるエピソードが描かれた。

てんの実家・藤岡屋で幼いころから使用人として働いている風太は、てんを妹のようにかわいがりながらも恋心を抱き、彼女を守るためなら自分を顧みない熱き男。そんな一本気な青年・風太を好演する、濱田岳のインタビューを紹介する。

■ 桃李ちゃん、一生さんに助けてもらっています!

──“朝ドラ”初出演ですが、出演が決まった時のお気持ちは?

キャリアの中でも本当に大きな出来事だと思います。連続テレビ小説は日本の朝の代名詞と言えるようなドラマですし、出演できるのかは素直にうれしいです。

──撮影現場の雰囲気はいかがですか?

「わろてんか」という題名通り明るいシーンが多いですし、現場で自然に関西ことばが飛び交っているだけでわくわくしますね。ふとした瞬間に聞こえてくる、ささいな会話が面白いんですよ。

──藤吉役の松坂桃李さんや、伊能役の高橋一生さんとは、大河ドラマ「軍師官兵衛」(2014年)で共演されていますが。

桃李ちゃんも一生さんもですし、他にも過去に共演したことのある方々がいるので、要らぬ緊張をせずに済んでいます。すごく助けてもらっていますね。

“朝ドラ”は大河ドラマと同じくナレーションがあるので、撮影方法もとても似ているんです。ナレーションがある分、せりふがない場面だけを長く撮るんですよ。

キャストが無音で演技している姿は、何とも言えないシュールさがあって面白かったなあって、思い出しました(笑)。

■ かわいらしいアプローチの仕方を考えているんです(笑)

──風太はどんなキャラクターですか?

優しくて、真っすぐで、ひねたところのない性格の持ち主です。てんちゃんをずっと支えていく役柄ですが、少し頼りないところのある風太がどのように成長していくのか、僕自身も楽しみにしています。

風太が自身の過去を吐露するシーンがあるんですが、そこでてんちゃんの明るさに救われるんです。商家に奉公に来ている立場やその時代のことを想像すると、てんちゃんにはピュアに恋する気持ちもあるけど、一方では、義理も感じているのかもしれません。

風太は仁義を重んじているところがあるので、その実直な部分を大事にしたいですし、そこから滑稽な部分も出していけたらいいなと思います。

──風太の周りには恋敵が多過ぎる気がしますが…。

風太はてんちゃんと一緒に暮らしていた家族でもあるので、「突然出てきたあいつら(藤吉や伊能)には負けない」っていう気持ちがあるんだと思います。

ただ、実際の僕は29歳で、葵さんは19歳と離れているので、いいおじさんが少女に「大好き! 大好き!!」ってアピールしているような、危ない感じに見えないように、かわいらしいアプローチの仕方を考えて演じています(笑)。

■ アドリブシーンには“恥ずかしい”悩みが

──アドリブは多いのですか?

だいぶ好きなように演じさせてもらっています。ぜひ注目していただきたいですね。

カタコトながらもドイツ語を覚えるシーンや、伊能さんの蝶ネクタイに感化されて、近くにあった布みたいのを蝶々結びにして、てんの祖母・ハツ(竹下景子)さんにアピールするとか、いろいろおふざけチャンスがありました(笑)。

ただ、勝手にアドリブをしたのに、僕の(京ことばの)アクセントが違ったせいでNGを出すわけにもいかないので、本番前には必ず言葉指導の先生に確認しに行きます。ふざけたせりふを確認しに行って、そのイントネーションを修正されるっていうのは、なかなか恥ずかしいですけどね(笑)。

──最後に、視聴者・読者の方へメッセージをお願いします。

本当に朝にぴったりな、起き抜けから楽しめるドラマになっていると思います。その日の天気がどんなでも、この15分だけは、「ぱあっ!」と晴れるような作品です。

長い間、それを提供し続けるという責任も感じつつ、見続けてもらえるようなものにしていきたいと思っています。