ケニア西部キスムで行われた抗議活動で、タイヤを燃やしバリケードを設置する野党連合「国民スーパー連合(NASA)」支持者ら(2017年10月25日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】大統領選挙のやり直しをめぐり対立が続いているケニアで、再選挙への不参加を表明している野党側大統領候補ライラ・オディンガ(Raila Odinga)氏は25日、支持者らに対し、投票が行われる26日は家にとどまるよう呼び掛けた。

 再選挙は多くの法律・政治上の障害を乗り越えて実施されるものの、オディンガ氏が参加しない中で結果の見通しが立たず、混乱の発生が懸念されている。

 オディンガ氏は支持者に「投票所から離れたところで抗議や祈りの集会を開くか、ただ家にとどまる」よう呼び掛けた。暴力の発生に対する懸念を和らげる動きとみられる。

 ケニアでは8月8日の大統領選で現職のウフル・ケニヤッタ(Uhuru Kenyatta)大統領が勝利したが、最高裁は先月初め、独立選挙管理・選挙区画定委員会(IEBC)の投票集計作業に「規則違反」や管理ミスがあったとして、この結果を無効と判断した。以来、同国で2か月にわたり続いた政治劇は、混乱の中で山場を迎えることになる。

 人権団体によると、野党側の抗議行動でこれまでに少なくとも40人の死者が出ており、その多くは野党側拠点のある貧困地域で、警察と衝突した際に死亡した。
【翻訳編集】AFPBB News