日銀次期総裁に「超リフレ派」急浮上、出口戦略最悪のシナリオ

写真拡大

衆院選で大勝した安倍晋三首相の続投は、来年3月に任期が切れる黒田東彦日銀総裁の後継人事に影響を及ぼすのが確実。現実味を増すのが、首相への「アベノミクス」の指南役ともいわれる本田悦朗・駐スイス大使の総裁就任の可能性だ。これに対し黒田総裁の「再任」を求める声もあり、「異次元緩和」の「出口」はますます混沌としてきた。特集「砂上の楼閣 日本銀行」最終回は、「ポスト黒田」の総裁人事と金融政策の行方を考える。(ダイヤモンド・オンライン特任編集委員 西井泰之)

日銀や財務省幹部が囁く
「本田大使就任は最悪のシナリオ」

「ここだけの話だが、今度だけは自民党の議席が減って、総理の発言力が弱くなるのを期待している」

 解散総選挙が確実になっていた9月下旬、都内であった経済人らが集まる席で、日銀幹部が打ち明けた。

「選挙結果は次期総裁選出に影響が出るので、重大な関心を持っている。一番、(日銀に)来られて困るのは」

 と、この幹部が挙げたのが本田悦朗・駐スイス大使の名前だった。

「総理は呼びたがっていると聞くが、自民党が勝って安倍続投で、本田大使が来るとなれば、最悪のシナリオだ」

続きはこちら(ダイヤモンド・オンラインへの会員登録が必要な場合があります)