“決勝点”の起点となったMFダビド・バブンスキー

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[10.25 天皇杯準々決勝 横浜FM1-0磐田 ニッパツ]

 2013年度以来、4大会ぶりのタイトルを目指す横浜F・マリノスが1-0で勝利し、ベスト4進出。キャプテンのMF齋藤学、天皇杯4回戦広島戦(3-2延長)でハットトリックを達成したFWウーゴ・ヴィエイラら中心選手が負傷離脱中だが、総力戦で準決勝進出を決めた。

 前半は磐田に攻め込まれる時間帯もあったが、GK飯倉大樹ら守備陣が粘り、スコアレスで折り返した。MF扇原貴宏は「シュートは打たれていたけどピンチもみんなで守れていた。前半を0-0でいけたので、自分たちのゲームになるかなとなんとなく思った」と勝利の予感を感じ取っていた。

 ハーフタイムにエリク・モンバエルツ監督は「もっとアグレッシブに、もっと球際で強さを出していこう」と選手たちに喝を入れ、後半は素早い攻守の切り替えで相手ゴールを強襲。指揮官は「選手が後半に遂行してくれた。たとえば攻撃のランニングのスピードや強さ、デュエルの強さ、切り替えのインテンシティーも強く出してくれた。素晴らしい仕事だった」と、後半の出来を称賛した。

 迎えた後半36分、MFダビド・バブンスキーがPA右のスペースに浮き球のクロスを入れ、走り込んだMF遠藤渓太が折り返すと、GK三浦龍輝が触ったボールがDF高橋祥平に当たり、そのままゴールマウスに吸い込まれた。バブンスキーは「相手のオウンゴールを誘い、決勝点に絡むことができてよかった。チームのためにいいところが見せられた」と満足げ。決定機に惜しくも決めきれなかったが、「ゴールは時間の問題だと思う」と言い切った。

 天皇杯タイトルまであと2勝。佳境を迎えるJ1でも3位につけるチームは前節で首位鹿島との直接対決を3-2で制し、波に乗る。扇原は「みんなでタイトルを取るために戦っている。リーグ戦もいい形で終わりたい。高いモチベーションでできている」と表情を引き締めた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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