[10.25 天皇杯準々決勝 川崎F0-1柏 等々力]

 10月の頭にはリーグで3位をキープしていた柏レイソルだが、ここ3試合の勝ちなし(1分2敗)で順位は5位まで転落してしまった。残り4試合、ACL出場権が得られる3位はまだ射程圏内だが、天皇杯で優勝してもACLへの出場権を得ることができるため、準決勝に進出した柏はあと2勝すれば、「チームとして目標にしている」アジアへの挑戦権を得ることができる。

 川崎フロンターレ戦にボランチで先発したMF小林祐介は、2015年にはグループリーグ最終節、敵地でのビン・ズオン(ベトナム)戦にて先発でACLデビューをはたすと、決勝トーナメントラウンド16の水原三星戦、準々決勝の広州恒大戦ではホーム&アウェーともに出場し、全5試合でアジアの戦いを経験した。

「2年前にはじめて出られて、Jリーグとは違うアジアのチームと対戦することができた。チームとしてもレベルが高いし、1人1人の能力も高いです。そこで上にいくためいは、アジアの強豪国と戦わないといけない。ACLでの戦いは、移動も含めてタフになりますし、自分の成長のためにはすごく必要な大会だと思っています」

 この日も鋭い出足で川崎Fのボールを狩っていた小林は「球際の強さだったりというのは、Jリーグとはまた違ったものがあります。そういったところもACLに出ないと感じられないので」とアジアでの戦いに思いを馳せる。

 公式戦4試合ぶりの勝利は、復調の兆しとなるか。「天皇杯からリーグ戦に変わりますけど、同じ相手なので、いつもどおり自分たちのやりたいことをやって結果を出せるようにがんばりたいです」。柏の次戦は29日、リーグ戦で再び川崎Fと相まみえる。

(取材・文 奥山典幸)


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