オウンゴールが決勝点となり、横浜F・マリノスが準決勝に駒を進めた

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[10.25 天皇杯準々決勝 横浜FM1-0磐田 ニッパツ]

 公式戦2試合連続で決勝点を呼び込んだ。横浜F・マリノスMF遠藤渓太は21日に行われたJ1第30節鹿島戦(3-2)でゴールを記録。GK曽ヶ端準の指先をかすめたボールがDF昌子源に当たってゴールに吸い込まれた形だったが、公式記録は遠藤の得点。この試合でも決勝点を誘発し、「オウンゴールだろうなと思った」と笑顔で振り返った。

「速いボールを入れたら、ピッチも(雨で)濡れていたし何か起こるかなと思った」。スコアレスで迎えた後半36分、MFダビド・バブンスキーがPA右のスペースに入れた浮き球パスに反応し、グラウンダーの鋭いクロス。GK三浦龍輝が触ったボールがDF高橋祥平に当たり、そのままゴールマウスに吸い込まれた。

 得点には絡めたものの、前半は連携が悪く、精度を欠いたプレーもあった反省からか、表情は明るくなかった。「前半からチームとして距離感が悪かったし、思ったプレーができなかった。自分のところで何とかしたいと思っていたけど苦しい時間帯が長かった」。そう悔しさをにじませた遠藤は「チャンスでやりきれなかったのは課題。レギュラー組が戻ってきたらポジションをまた取られてしまう」と定位置確保へ、表情を引き締めた。

 昨季までチームに所属したベテランMF中村俊輔との対戦には「やっぱりうまかったですね」と声を弾ませた一方、「鹿島戦のゴールはオウンゴールだから」と言われたことも明かした。自身のクロスが呼び込んだオウンゴールが値千金の決勝点となり、チームは2大会連続の4強入り。タイトルまであと2勝。勢いに乗る19歳は「ゴール、オウンゴールときたのでまたしっかりゴールを決めたい」と気合を入れ直した。

(取材・文 佐藤亜希子)


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