イタリア・セリエAのインテル対サンプドリア戦で、ラツィオのファンによる反ユダヤ主義的行為を受け、「アンネの日記」などの書籍にサインをするインテルのマウロ・イカルディ選手(左)やファビオ・クアリアレッラ選手(右から2番目)ら(2017年10月24日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】イタリアのサッカートップリーグであるセリエAの試合で、ラツィオ(SS Lazio)のサポーターが反ユダヤ主義的な行為に及び、警察当局は問題行為に関わったとみられる人物16人を特定した。地元メディアが25日、報じた。

 問題となった試合はラツィオの本拠地スタディオ・オリンピコ(Stadio Olimpico)で22日に行われたカリアリ(Cagliari Calcio)戦。ラツィオサポーターの一部が、ライバルチームであるASローマ(AS Roma)のユニホーム姿となったユダヤ人の少女アンネ・フランク(Anne Frank)の写真をガラス壁に張ったり、反ユダヤ主義的な落書きをしたりしたため、警察がビデオ映像を調べていた。

 アンネ・フランクは、ナチス・ドイツ(Nazi)のベルゲン・ベルゼン(Bergen-Belsen)強制収容所で1945年に亡くなっている。

 特定された人物たちは人種憎悪を扇動したとして捜査を受けており、うち3人は未成年で、2人は16〜17歳、もう1人は13歳だという。

 今回の騒動はイタリアサッカー界で大きな波紋を呼んでおり、ラツィオはクラブとして毎年若者たちをポーランドのアウシュビッツ・ビルケナウ(Auschwitz-Birkenau)強制収容所へ訪問させると発表。

 また、セルジョ・マッタレッラ(Sergio Mattarella)大統領はマルコ・ミンニーティ(Marco Minniti)内相に対し、問題行為の責任者らを特定し、スタジアムから永久追放するよう求めた。
【翻訳編集】AFPBB News