なにかと物入りな年末まであと2か月。今年じゅうに貯まる家計にかじをきるなら、まさに今日から行動を始めたいものです。といっても、いきなり数万円単位で節約したり、楽しみをすべてガマンしなくても大丈夫。日常のちょっとした習慣を意識することで、無理なく貯めることができます。

ここでご紹介するのは、独身時代経理の仕事をしていた経験を生かして、結婚後8年間で600万円を貯金した佐伯孝子さん(仮名)の貯めテク。昨年新居を建て、現在はクルマ、冷蔵庫、洗濯機の買い替え資金を準備中という佐伯さんは、「子どもが小さいうちに、家族でたくさん思い出をつくりたい」という思いから、休日は、公園や遊園地、温泉旅行など、家族であちこちに出かけます。それでも、毎月3万5000円の貯金を続けられるのは、小さな工夫を重ねているから。家族の楽しみはカットせず、代用や工夫で節約疲れを上手に回避

「外食を楽しむ代わりに、おにぎりをつくってお総菜だけ買ったり、ホテルの代わりに自治体の保養所を利用したり、お金をかけなくても楽しめる方法って、いっぱいあるんです」。普段の生活でも、「削れるムダは削って、必要なところに回す」のが佐伯さんのモットー。「たとえば、買い物はクルマで行くとラクですが、自転車で行けばガソリン代が浮いて、その分レジャー費に回せます。あとに楽しみがあると思ったら、節約って意外に楽しい! ガマンだけじゃないので、ストレスなく続けられています」。
そんな佐伯さんの貯めテクを詳しく伺いました。

【食費・外食費】●3か月で4500円節約!外食はやめて、おにぎり+コンビニの総菜で子どもも満足


遊びに出かけるたびに外食するのをやめ、おにぎりを持参するように。「とはいえ、お弁当をすべて手づくりしてしまうと大変だし、外食気分が味わえません。なのでおかずはあえてつくらず、から揚げやフランクフルトをコンビニで買っています」。出費が大幅カットしても、子どもは大満足だそう。●3か月で800円節約!農家の直売所で新鮮な野菜をおトクに購入

野菜は、農家の直売所で購入。「消費税もなく、安くて新鮮なうえ、農家の人が自宅用につくって余った分なので無農薬で安心。旬の野菜の食べ方を教わることもできます」。人気の直売所はすぐ売りきれるので、がんばって早起き! まさに早起きでトクするパターンです。●3か月で1500円節約!ママ友ランチを市販弁当の持ち寄りにチェンジ


意外とお金がかかるレストランでのママ友ランチは、弁当を持ち寄って家に集合する方式に変更。「市販品を持ち寄るので手間はかかりません。赤ちゃん連れでも周囲を気にしなくていいし、お昼寝しても隣に寝かせておけるから、リラックスして楽しめます」。これで費用も半分に減りました。●3か月で500円節約!使い終わったニンジンも水耕栽培で再利用


再利用できるものは、捨てずに使うのが佐伯さんのルール。ニンジンのヘタも、ビンに入れて水耕栽培します。「1日1回水を換えてやると、根腐れしません。出てきた葉っぱは、サラダやお弁当の彩りにぴったり」。

【水道・光熱費】●3か月で500円節約!沸かし直さずすむよう、お風呂は続けて入る

寒くなって、お風呂を沸かすガス代が徐々に上昇するこの時期。「ムダに沸かし直さなくてすむように、家族で話し合って続けて入るように心がけています」。小さな節約に見えても、毎日のことなので効果は予想以上!●3か月で8000円節約!エアコンだけに頼らず石油ファンヒーターを併用


昨年冬、エアコンだけで部屋を暖めていたら電気代が1万8000円もかかってしまいました。その経験を反省し、しばらく使っていなかった石油ファンヒーターを併用することに。「石油ファンヒーターで部屋を暖め、十分暖まったらエアコンのスイッチをオフに。灯油代の支出があっても、合計8000円も出費がダウンしました」。●3か月で5200円節約!食事の下ごしらえに使ったお湯を捨てずに食器洗いに


野菜やパスタをゆでたお湯は、捨てずに鍋に取りおき。「食事が終わるまでそのまま放置しておくと、洗い物にちょうどいい温度になって、油っぽいお皿もきれいに洗えます」。お湯を沸かすガス代、洗うときの水道代、ダブルで節約になっています。

<撮影/山川修一 イラスト/赤池佳江子 取材・文/ESSE編集部>