提供:週刊実話

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 “小指トレーニング”なるものをご存じだろうか。
 「小指を刺激すると、人間は副交感神経の働きが正常に戻ると言われています。つまり、リラックスした状態になりやすい」
 こう説明するのは、性感研究の第一人者で医学博士の志賀貢氏だ。

 実はこれ、ED解消とは別の目的でも使えるトレーニングなのだ。
 「例えば、重要な会議などで緊張している時に、小指を軽く刺激するだけで気持ちが落ち着かせることができます」

 まずは、具体的な小指トレーニング方法から。
 「普段の生活でも、小指に意識を向ければトレーニングになります。電車のつり革を掴む時や、鞄を持つ時も鍛えられますよ」

 たったそれだけ? 小指の力を意識して使うだけで、十分トレーニングになるという。また、こんな方法も。
 「右手と左手の小指を絡ませて、引っ張るんです。そうやって刺激を与えるだけで気分はかなり落ち着いてきます」

 とくに小指の第一関節の横じわ中央に位置するツボ(腎穴)は、刺激することでホルモンバランスを整え、ストレスを軽減する効果もあるという。
 たかが小指、されど小指なのだ。

 では、小指トレーニングがなぜ、ED回復にも効果があるのか。その理由はこのコーナーでも度々取り上げている通りだ。
 「勃起とは本来、副交感神経が優位の時に起こる現象なのです。気持ちが落ち着いていて余計な不安もない。セックスという快楽行為に浸っている時に、ペニスも硬くなるのです」

 EDに陥りやすいタイプの男性は、副交感神経優位とは真逆の交感神経の働きが強すぎるとも言えるのだ。
 「交感神経はいわば攻撃型で、不安や恐れを抱いた時、動物が敵に立ち向かう、もしくは逃げる時に働くものです。当然ながら、命の危険を感じている時に、勃起などしている余裕はありませんからね」
 もちろん交感神経を働かせることで、強い力を発揮できるが、セックスにおいては不要と言えるのだ。

 小指トレーニングは交感神経から副交感神経に切り替える効果があるため、ペニスの調子もよくする。さらにこれは、女性への愛撫でも役立つという。
 「当然ながら女性もリラックスした状態のほうが、感度も高まる。お酒に酔っている時がその典型で、余計な不安や恥じらいも和らぐぶん、自分を淫らに開放できるんです」

 淫乱性を開花させるには、副交感神経を優位にさせる――。例えばクンニの時、女性の手をさりげなく握ってみよう。
 「この時、女性の小指をマッサージするように刺激するのです。すると自然と気持ちが落ち着くので、女性の方も、いつもよりイキやすくなるはずです」

 ちなみに、こんな裏技もあるという。
 「指入れでも、まずは小指から挿入してみましょう。膣口ぐらいまでしか刺激はできませんが、焦らし責めとしてはこれが効果的です。女性にすれば、小さな小指で責められるほど、もっと太い物が欲しくなるわけです」

 そのうえ、男性は小指を使うことで勃起力もアップ! “小指の使い手”が、セックス達人への近道となる!?

志賀貢
医学博士。内科医として診療する傍ら、260作以上の小説やエッセイを執筆。また、性感研究の第一人者で『かなりHな夜の教科書』(河出書房新社)など、医学的見地に基づいたセックス&口説き術にまつわる著書も多数ある。