「うちは収納が少ないから…」そう考えて、「家は片づかないもの」とあきらめていませんか? 限られたスペースでも、上手に工夫してすっきり片づいた暮らしを実現させている人たちがいます。今回はそんなESSE読者・Kさん(44歳、夫&長男&二男の4人暮らし)の家を取材しました。Kさんのお宅の収納のポイントは、壁とカゴ。築19年の中古住宅で、大がかりなリフォームはしていないものの、壁に棚やフックなどを取りつけてアレンジしたのだそう。古さを感じさせないインテリアで、ものがすっきり使いやすく収まっています。


ワンアクションで手に取れるのが壁収納の魅力

キッチンで目を引くのは、壁につり下げられたさまざまなツール、そして、ゆったりとしたカウンターです。こちらのカウンターは、オープンな収納棚としての役割も。棚の中は、整理がしやすいようにカゴが使わてれています。「ものをしまい込むと出し入れしにくくて家事そのものが面倒になりがち。でも、壁収納なら、よく使う場所に取りつけられ、ワンアクションで手に取れます。ごちゃつきやすいものも用途別にカゴにまとめれば、カゴごとさっと出して使え、出し入れが簡単です」。そうメリットを語ってくれたKさん。詳しく活用術を見ていきましょう。●キッチンカウンターで使うものは、フタのないカゴにまとめて


キッチンカウンター側面の棚の上段は、立ったままものが取りやすいのがメリット。Kさんはこの段に2つのカゴを置いて、毎日使うお弁当袋と分別用ゴミ袋をそれぞれにまとめています。「目につく場所なので、見栄えのいい無印良品のラタンのカゴを選びました」。子どもたちのために、お弁当を毎日つくっているKというさん。「作業台でお弁当をつめて冷ましたあと、ここからお弁当袋を取り出して入れます」。


カゴの中を牛乳パックで仕切り、分別用ゴミ袋を種類別に仕分けしています。「作業台の裏側にゴミ箱があるので、ここが使いやすいんです」。●よく使う調味料やツールは棚板とフックでオープン収納に


調理台前の壁に通販で購入した棚を取りつけ、調味料置き場に。「オイルはコンロ側に置くなど、よく使う調味料を使いやすく配置。ザルはバー+S字フックでかける収納にすれば、使ったあとさっと洗って引っかけるだけでOK」。●根菜類は袋から出して持ち手つきのカゴに


根菜は、袋から出してカゴにまとめ、カウンターの下段の棚に。「持ち手つきなら、下段にあってもさっと作業台に持ち上げられて使いやすいんです。来客時は、目隠し用の布をかけています」。カゴの底面には、新聞紙を敷いて汚れ防止に。●食品ストックは、中がよく見えるワイヤカゴで管理


キッチン奥にあるストッカーの中は、ワイヤカゴで整理。「中身が見やすいのが気に入っています。丈夫なので、調味料などの重いものを入れてもOK。食材のサイズごとに、2種類の高さのカゴで仕分けしています」。●ストッカー横の壁面に買い物メモを引っかけ収納


不要な紙をカットしてクリップでまとめてメモ帳に。これを、ストッカーの横にさしたプッシュピンにひっかけているKさん。「ストックをチェックしながら買い物メモができて便利です」。定位置があるので、メモ帳も迷子になりません。●ウォーターサーバーの上にミニカゴで紅茶セットをスタンバイ


ダイニングにあるドリンクコーナー。サーバー置き場のちょっとしたすき間を利用して、紅茶セットをセットしています。「独立型の離れたキッチンまで行かずとも、各自でお茶がいれられるようにしています」。


ティーバッグとはちみつ、スティックシュガーなどを竹製のカゴにまとめています。見栄えもいいので、おもてなし感もアップ。●洗面台でいつも使うグッズは壁に空中収納して清潔に


洗面台で使う石けんや歯ブラシ、コップなどはホルダーなどを使って空中収納にすれば水がよくきれて衛生的。「ヌメらないし、小物を動かさずにふき掃除ができるのもいいんです。歯ブラシとコップの色は家族ごとに変えて、ひと目でわかりやすくしています」。


歯みがき粉は逆さにしてクリップでとめ、壁につけたフックにかければ片手で取れ、迷子にもなりません。●オープン棚に置けば、濡れた手でもスムーズにタオルが手に取れる


ハンドタオルを洗顔用にし、壁につけたオープン棚に重ねて。「ここなら洗顔後に濡れた片手でさっと取れて便利。使用ずみのものは、後ろの壁にかけたカゴに入れるシステムにしています」。


カゴにたまったタオルは、まとめて洗濯機へ入れればOKと、家事の流れもスムーズになります。

<取材・文/ESSE編集部>