元フジテレビのアナウンサー中村江里子さんのブログが人気です。結婚して16年。フランス人のシャルル・エドワード・バルトさんとの結婚を機に、生活の拠点をパリに移した中村さん。13歳、10歳、7歳の一男二女に恵まれて、妻として、母として、働く女性として、パリで奮闘する姿が注目されています。オフィシャルブログの内容は、パリの情報、家族のこと、子育ての悩み、最近はまっている美容のこと、ヴァカンス情報…など。母として、女性として、多くの人が悩んでいたり、感じたりしている問題が切実につづられています。共感するコメントも多く寄せられて、ブログは月間500万PVにも! そんな中村さんのパリの1日に密着してみました。


一杯のホットレモンと子どもを学校に送ることから、毎日の朝が始まる

「24時間って本当にあっという間で、毎日やらなければならないことの半分ぐらいしか消化できていない感じです。だから、『著名人の1日』なんて記事を見るたびに落ち込んでしまうんです(笑)。みなさん、お忙しいのに、こんなにも規則正しく、いろいろなことをきちんとこなされているって。だから、最近は見ないようにしています(笑)」。そうほほえんだ中村さん。お話をうかがってみると、日本とはまた違うフランス独特の時間の流れがあるようです。その一部をご紹介しましょう。


中村さんの起床は毎朝7時。15分ほどで手早く身支度やお化粧をすませたら、子どもたちの朝ごはんの用意。そして、ご自身のホットレモンをつくります。生のレモンを絞ったレモン汁にお湯を入れて、1年じゅういただくのが朝の日課。


8時過ぎには、下の2人の子どもを連れて小学校へ。小学生の間は登下校、お稽古の送迎、外出などに、必ず大人がつき添うフランス。毎日だと負担になると想像されますが? 「手をつないで3人でおしゃべりをしながら学校に向かうこの時間は、穏やかで永遠に続いてほしいくらい大好き! でも、永遠じゃないから、精いっぱい楽しんでいます」。食材は自分の目で見て選びたいから、マルシェや行きつけの商店へ

掃除や洗濯、家のなかのことを始める時間は日によって違うという中村さん。ただ、子どもたちの買いものや食材の買い出しは、午後の混み合わない時間に終えるように心がけています。ときには、子どもたちのお稽古事の送迎の合間にすませることも。買い出しは、マルシェ(市場)が立つ日はマルシェへ。それ以外はそれぞれ行きつけの精肉店やベーカリー、青果店に足を運びます。


ここは行きつけの精肉店。売られている食材はとてもおいしいけれど、お昼休みが長くて、お昼から15時半までクローズ。そこでなるべく午前中に買い出しに出かけます。この日は、ステーキアシェ(フランス風ハンバーグ)用のお肉を購入。


新鮮で品ぞろえも豊富、野菜も果物もおいしいので大好きな青果店。お料理ページの撮影で使う野菜と朝のジュース用のオレンジ、長女の好きなアボカドなどを購入しました。このお店はその場で絞ってくれるフレッシュジュースも人気商品!撮影の合間におやつや夕食の用意。子どもが寝静まったら自分の時間がスタート

午後の時間は、家事の残りをすませる、おやつや夕食の用意をする、学校へのお迎えやお稽古ごとの送迎、宿題を見てあげる…、そうしているうちに、あっという間にすぎてしまいます。この日は撮影の合間に長男の大好きなカレーを夕食用にとつくりました。


カレーの仕上げに1個分のすりおろしリンゴを加えるのが、中村さん流! 育ち盛りの子どもたちはみんな食欲旺盛だそう。


19時半には夕食を終えると、小学生の長男と二女は歯磨きをすませます。就寝まではあとわずか。中村さんは、一緒に遊んであげたり、絵本を読んで聞かせたり。日本の絵本も大好きで、同じ本を何度でも読んでとせがんでくるそう。20時半には子どもたちはベッドへ。その間に中学生の長女は宿題や勉強を。そんな彼女も21時半には眠りにつきます。
子どもたちが寝たあとからが、中村さんの自分時間。ときには大好きなシャンパンを飲みながらパソコンで原稿を書いたり、帰宅した夫のバルトさんと夕食をとりながら話をしたり。中村さん自身の目標就寝時間は24時。でも、いろいろなことをしていると、ついつい遅くなって守れない…。「夜中の1時すぎに、顔を洗っていることもあるんです」(笑)。

自分は時間の使い方が下手だな…と落ち込むこともあるという中村さんですが、こう続けます。「今の自分の使命はとにかく子どもたちに規則正しい生活をさせて、早くに就寝させること。朝、子どもたちが機嫌よく起きられるように、夜、穏やかな気持ちで眠りにつけるようにすることが、私がいちばん意識していること。それが私のリズムだから、と思うようになりました」。変わることなく美しいまま、エレガントな中村さん。その一方で、強くたくましい。地に足のついた母としての姿もまた、女性たちの憧れを誘うのだと感じさせられた1日でした。そんな中村さんの魅力は、最新刊のパーソナルマガジン『セゾン・ド・エリコvol.7』(扶桑社刊)でもたっぷりと紹介しています。ぜひ、こちらもチェックをしてみてはいかがでしょうか。

【中村江里子さん】
本名・エリコ・バルト。1969年生まれ。フジテレビのアナウンサーを経て、フリーに。2001年にシャルル・エドワード・バルト氏と結婚し、生活の拠点をパリへ。パリと東京を往復しながら、さまざまなメディアで活躍。自身のパーソナルマガジンとして7冊目となる『セゾン・ド・エリコvol.7』(扶桑社刊)がある。

<取材・文/ESSE編集部>