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ソニーは10月25日、35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載したミラーレス一眼カメラ「α7R III」(Eマウント)を発表した。「α7R」の三代目となり、画質、AF性能、連写性能、動画性能、信頼性、操作性などの強化を図っている。11月25日から発売し、価格はオープン、推定市場価格(税別)は370,000円前後の見込み。予約は10月31日10時から開始する。

α7R IIIの撮像素子は、現行モデルのα7R IIIと同じ有効約4,240万画素の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサーだが、画像処理システム「BIONZ X」が進化しており、ダイナミックレンジの拡大と中感度域における約1段分のノイズ低減を実現した。常用ISO感度はISO100〜32000、拡張ISO感度は50〜102400だ。また、5.5段分の光学5軸手ブレ補正をボディに内蔵する。

新しい機能としては、「ピクセルシフトマルチ撮影」に注目。CMOSセンサーの全画素からRGBの色情報を得て、合成することで1枚の画像を生成する。通常の撮影では隣接画素を用いた補間が発生するが、ピクセルシフトマルチ撮影だと補間は行われない。これにより、約1億6,960万画素という情報量となり(画像サイズではない)、より高精細、より高い質感、そして色モアレを最小限に抑えた画像となる。ただし、ピクセルシフトマルチ撮影では計4回のメカシャッターが切られ、パソコン用のソフトウェア「Imaging Edge」による合成処理が必要だ。

フルマグネシウム合金のボディは防塵防滴、および堅牢性に配慮した設計。SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロットとして、UHS-II対応スロット×1基、UHS-I対応スロット×1基のデュアルスロットを備える。リレー記録や、RAWやJPEGといった保存形式による記録先の設定が可能だ。ファインダーは約369万画素のQuad VGA OLED Tru-Finderで、高画質モードや高速(120fps)モードを備える。3.0型の液晶モニターはチルト対応で、画素数は約144万ドット。

ボディには、USB Type-C端子とMicroUSB Type-B端子を備え、どちらの端子も受電に対応しており、モバイルバッテリーなどからのUSB給電でも動作する。また、USB Type-Cから給電、もしくはパソコンとつないでリモート撮影をしているときに、MicroUSB端子に接続するリモコンなどのアクセサリー類を同時に使えるようになった。バッテリー使用時、CIPA準拠の静止画撮影枚数は、液晶モニター使用時で約650枚、ファインダー使用時で約530枚となる。

AFは、コントラストAF点がα7R IIの25点から425点へと大幅に増強。これと、399点の像面位相差AFセンサーによるハイブリッドAFによって、広範囲かつ高密度にカバーする。α7R IIと比較して、高速性と動体追従性、人物の瞳に合焦する「瞳AF」の追従性が、約2倍に向上しているという。AFポイントは、液晶モニターのタッチ操作や、背面のマルチセレクター(スティック式)で柔軟に設定できる。

連写性能は、メカシャッターでも電子シャッターでも、最高約10コマ/秒へと進化。バッファメモリーの大容量化やシステムの最適化によって、最大で76コマという連写持続性能を持たせている。メモリカードの書き込み速度にも影響されるが、約8秒間、連写と記録を続けられるということだ。また、連続撮影時でも、14bit RAW出力が可能になった。

動画については、4K動画の撮影と記録に対応。5K相当の画素数から4K動画を生み出すため、より高解像かつ低ノイズの4K動画が得られるほか、4K HDRにも対応している。新たに、フルHD解像度での120fpsハイスピード撮影をサポートした。

本体サイズは約126.9(幅)×95.6(高)×73.7(奥行)mm、バッテリーとメモリーカードを含めた重量は約657g。本体のみの重量は約572g。