発表会に登壇したソースネクストの松田憲幸代表取締役社長

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 10月23日にソースネクストが発表した世界50言語に対応するモバイル通訳デバイス「POCKETALK(ポケトーク)」は、スマートフォン向けの翻訳アプリやこれまでの専用機にはない特徴を多数備えている。なかでも注目すべき5つの点を解説する。

 発表会では松田憲幸社長が登壇し、「五輪を開催する2020年には、訪日外国人客数が15年のほぼ倍にあたる3700万人に上るとの予測がある。しかし、いまだに訪日外国人客の約半数が『施設のスタッフとコミュニケーションがとれない』『地図などの表示言語が少ない』といった悩みを抱えている。『言葉の壁をなくす』を目標に掲げるソースネクストは、これらの課題を解決するために『POCKETALK』を開発した」とコメントした。

●通訳デバイス「POCKETALK」、5つの特徴



 まず、一つめは通訳したい言語を選んでおけば、タップして話すだけで通訳することができる操作性だ。本体下部の左矢印をタップしてから画面左の国に応じた言語で話すと、画面右の国の言語に音声と文字で通訳する仕組みになっている。左右の操作を逆にすれば通訳も逆になるので、お互いの言葉が通じなくても「POCKETALK」を介すことで会話ができるようになる。矢印をダブルタップすることで、言語を変更できる。

 二つめは、世界50言語以上に対応する点。発表時点では63言語が音声と一部テキストで翻訳できる。対応言語は今後も増えていくという。

 三つめは、世界61か国ですぐに使える点だ。「POCKETALK」はクラウド上で翻訳するので、利用の際はWi-Fiでのオンライン接続が必須になる。もし接続が難しい場合も、ソラコム製の専用グローバルSIMを使うことで世界中で使用できる。

 四つめは高い翻訳精度。言語や利用状況に合わせてクラウド上の複数の翻訳エンジンから最適なものを選び翻訳することで、場面に即した翻訳結果を導き出す。加えて、長い文章の翻訳にも対応する。

 そして、五つめは、スマホのアプリよりも使い勝手が優れている点だ。具体的には、人混みでも人の声が認識しやすいノイズキャンセル機能搭載のデュアルマイクと、騒がしい場所でも使える内蔵ダイナミックスピーカーを搭載。また、バッテリの持ち時間が長い、他人にスマホを渡した際に発生する不慮の事故を避けられる、といったメリットもある。

 「POCKETALK」本体のみと、専用グローバルSIM(2年)付属モデルのそれぞれに、白と黒のカラーを用意。10月23日からソースネクストのオンラインショップ「eSHOP」で予約を開始しており、予約購入特典として専用のシリコンケースをプレゼントする。ヨドバシカメラやビックカメラなどの家電量販店で取り扱うほか、空港やレンタカーショップでのレンタルサービスも展開し、今後も提供先を増やしていく方針だ。