秋の夜長に「親指ピアノ」でまったり 快眠プランナーお薦め

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眠れないと意識し始めた途端、とてつもなく長〜く感じてしまうのが秋の夜。チッ、チッ、チッ、チッ……と時計の秒針がやたらと響き渡り、ついにはベッドを抜け出してしまう。「教えて!goo」に寄せられた「秋の夜長どうしていますか?」という質問の回答を見ると、ジグソーパズルをしたり、撮りためた写真をながめたり、物思いに耽ったり…人それぞれにまったりと過ごしている様子がうかがえる。今回は演奏すると不思議と眠くなりそうな楽器を紹介したい。

■アコギ、クリスタルボウル…

「寝る前に演奏するとサウンドヒーリング効果でリラックスできます。アコースティックギターやクリスタルボウルなど手元にあれば、気ままに演奏してみましょう」

そう話すのは、快眠プランナーの塚島早紀子さん。ギターは鍛錬を積んでそれなりの腕前でなければ、睡眠を誘発する演奏は望めないだろう。では、クリスタルボウルとは?

調べてみたところ、水晶の粉で作られたという大小の円筒形の器が並んでいる。専用のスティックで擦ったり叩いたりすることで透明感のある音色を奏でることができるそうだ。形状的には仏壇の鐘を音階別に並べたものを、音色的にはワイングラスの縁を濡れた指で擦るグラスハープを想像してもらうとよいだろう。

確かに白い半透明の外観と幻想的な音色でヒーリング効果を期待できそうだが、眠れなくなったからといって、気軽に楽しめる物ではなさそうだ。何か手頃なものはないでしょうか?

■ぼーっと頭を空っぽにして

塚島さんが「アフリカ楽器カリンバ(親指ピアノ)もいいですよ。難しいルールはなく、頭を使わず気ままに親指で弦を弾きながら奏でる楽器で、誰もが簡単に演奏できます」と微笑む。

カリンバは、複数の金属棒が止められた板を携帯型ゲーム機のように両手で持ち、親指で金属棒を弾く。気軽に取り出せる手頃な大きさだ。大音量が出るわけではないので深夜にふさわしく、極めて単調な演奏なので眠くなること請け合いだ。

(金属の弦を親指で弾いて演奏するカリンバ)

「親指の爪で弾くようにすると簡単にオルゴールのような木琴のような素朴な音がします。ぼーっと頭を空っぽにして、目を閉じて深呼吸しながら演奏すると音による癒やしの効果で心が落ち着きます」(塚島さん)

筆者がこれまで体験した楽器の中では、アイヌ民族や東南アジアの山岳民族に伝わる「口琴」に近い音色だった。なお、口琴は歯に当てて頭蓋骨に音を響かせるので、ますます眠れなくなる可能性が高く、深夜の演奏は避けた方が良いだろう。

■光で起きる目覚まし時計も

最近はスマートフォンがピアノやドラムセットになるアプリが無料で配信されている。眠れないときにスマホが厳禁なのは言うまでもないが、ほんの少しだけと思って始めてしまうとやめられなくなってしまうこともある。

塚島さんは「ついついベッドの中でスマホを操作してしまう人は、充電器ごと隣の部屋(リビングやキッチン)へ移動しましょう。目覚ましアラームが鳴っても、歩かないと止められないので起きられない人にもオススメ。目覚ましを止めたら朝スマホタイム15分はいかがでしょう?」と提案する。

それでも目覚ましベルやアラームといった音ではなかなか覚醒できずに寝過ごす人も存在する。そんな場合には?

「音で強制的に起きることにストレスを感じる人は光で起きる目覚まし時計があります」と塚島さん。「起床時間に合わせて徐々に光が強くなるため、起きるのが苦手な方に効果的です」とのことだ。

秋の夜長を心地よく過ごし、すっきりした朝をお迎えください。

●専門家プロフィール:塚島早紀子
快眠プランナー、上級睡眠健康指導士。楽しい睡眠をテーマにした「pleasantsleep.jp」を開設。執筆、講演、メディア出演などを通じで楽しく取り入れられる快眠レシピを発信中。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)