10月もあと1週間。いよいよ10月31日のハロウィンが絡む、ハロウィンウィークです。

ちょっと調べてみたところ、各テーマパークなどのイベントは31日までですが、表参道など昼間に行なわれる仮装パレードは29日の日曜、ライブやクラブなどの夜のハロウィンパーティは27日、28日の週末に集中している様子。盛り上がるとすれば金曜日からです。今年はどうでしょうか。

10年前くらいから、じわじわと浸透してきたハロウィン。渋谷の街が仮装した「ウェーイ」な方々で大騒ぎになったと話題になったのが3年前。

今やハロウィンは秋の街のディスプレイの定番です。

筆者の近所の地味なスーパーマーケットはもちろん、先日訪れた鄙びた温泉ホテルや、都内のITオシャレオフィスのエントランスにも、顔型に繰りぬかれたカボチャアイテムがそれぞれのセンスをもってそれらしくゴロゴロと並べられていました。

日本全国に「ハロウィン、定着したのかもね」な雰囲気です。

しかし、独身アラサーにとってはどうでしょうか。

オレンジやイエローと黒の賑やかなディスプレイは眺めているだけで明るい気持ちになるし、ハロウィンモチーフがちょこんと飾られたカボチャのスイーツは可愛いしおいしい。

主だったイベントがなく、楽しみはお月見くらいというこの時期に、日常的に気分とモチベーションをあげてくれるのがハロウィンです。

とはいえ、本場がどうかという問題はさておき、日本のハロウィンの基軸は仮装です。これに働く独身アラサーが乗れるかどうかというと、「一線を引かざるを得ない」という人が実に多い。

アラサー独身女子は一体何の仮装をすればいいのか!?

「趣味コスプレ」という人でない限り、仮装は非日常体験です。

日本はもともと、非日常と日常をハレとケに分けて、メリハリをつける文化の国ですし、「踊るアホウと見るアホウ〜」という思想があります。だから、「ハロウィンだから仮装して非日常を楽しむ」というのは、日本の風土にマッチしているといえます。だがしかし。

可愛い我が子をこれまた可愛い衣装を着せて家族写真を撮りたいママ、「ウェーイ」が許される年ごろの学生、港区女子を中心とした20代前半女子、彼女らとの夜の会合をタワマンの一室や会員制クラブで楽しめる30代のハイスペ男子。彼らにハロウィンの仮装はよく似合います。自由度も高い。

一方、独身アラサーの仮装には制約が多いのです。

「プリンセスのコスは20代前半女子と競り合っているようでイタい」「マレフィセントみたいな本格的な魔女はハマりすぎてコワい」「女子高生の着ぐるみパジャマのようなカボチャの扮装をアラサー女性にされても笑えない」「血まみれの白塗りゾンビ風メークをする女性は嫌だ」。

これらは、あずき総研が30代独身男性に「独身アラサーOLのハロウィンコスについてどう思いますか」と聞いたときに出てきた意見です。

うるせーよ。ハロウィンのときくらい好きに仮装させろよ。

という気持ちになりますが、ハロウィンの仮装って自己満足というより承認欲求です。InstagramやFacebookに投稿して、いいね!とされたいものだったりします。

楽しそうでいいね!と思われたいと同時に「可愛いね!」が欲しい。その先には、男性からの「この子、魅力的だな」がなければ困る。それが、独身アラサーOLのコスでは叶わないとなると、「コスはしたいけど、できない」となってしまいます。

では、セクシー魔女はどうでしょうか。ブラックミニドレスはこれまでさんざん招待されてきた知人の結婚披露宴で着慣れています。それにラメ入りの網タイツを合わせて三角の魔女帽子を被れば……。

男性陣に聞いたところ、「そのくらいならいいんじゃない?顔もわかるし、下品でなければ」というコメントをボチボチいただきました。

しかし、イメージするに、確かにそれっぽいコスにはなりましょうが、非日常ほどの高揚感は得られません。

独身アラサーOLがハロウィンで「脱非モテ」「男ウケ」を考えると、コスにブレーキがかかって、「わーもうめんどくせー」となってしまうんじゃないでしょうか。

とはいえ、いつまでも「ウェーイ」気分が抜けない浮かれた女性との結婚を真剣に考えらえるかというと、それはきっと違うだろうと思うので、男性の気持ちもわかります。

近い将来結婚したいと考えている独身アラサーOLとしても、はっちゃけ気分は卒業して、落ち着きある人生を歩んでいく道を選びたい、家族や家庭を大切にできる知的な女性と思われたいと思っているに違いありません。

ということは、このハロウィンウィーク、独身アラサーOLは自宅でコウモリのカチューシャを付けてカボチャプリンを食べるくらいしかできないのでしょうか。

その2では、独身アラサーOLにあずき総研が聞いた「ハロウィンウィークの過ごし方」を紹介します。〜その2〜に続きます。

ハロウィンのディスプレイはユーモラスでかわいいから好き。