南シナ海の西沙諸島を訪れる中国人観光客が年々増えている。写真は西沙諸島石島の中国主権碑。

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2017年10月23日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、南シナ海の西沙(パラセル)諸島を訪れる中国人観光客が年々増えている。

西沙諸島は中国が実効支配しているが、ベトナムや台湾も領有権を主張している。その西沙諸島を訪れる中国人向けの国内ツアーが2013年から企画されるようになり、これまで訪れた観光客は3万9000人余り。三沙市の責任者によると、17年はすでに59団体のツアーが実施され、16年と比べるとツアー数や参加者数が20%増えたという。

ツアーの多くは3泊4日の行程で、島々をクルーズ船で巡ったり、ダイビングや漁村見学などができる。ある旅行会社の関係者は、「澄み切った海は中国国内で群を抜いている」と魅力をアピールする。

ただ、実際にツアーに参加したことのあるサウスチャイナ・モーニング・ポストの記者は、ツアーでは中国国旗の「五星紅旗」の掲揚や愛国フィルムの上映など、愛国心をあおるようなイベントも行われていたと明かしている。(翻訳・編集/岡田)