米倉涼子演じるフリーランスの外科医大門未知子が活躍する「ドクターX」の第5シリーズがスタートした。

前回、西田敏行演じる蛭間院長が飛ばされ、大地真央が東帝大学病院初の女性院長として活躍するのかと楽しみにしていたら、第1話であっさり退場して、また、蛭間院長復活へって......。大地真央VS米倉涼子、"最強女の戦い"をもっと見たかったのに残念。

その女性院長が滔々と「患者ファースト」を謳ったり、ジャーナリストとの不倫で失脚したりと、どこかで見たようなエピソードや時事ネタが混ぜ込まれていたり、蛭間院長の第2秘書として登場したロボットの名前が「ソンタ君」などと、わかる人にはわかる小ネタも「ドクターX」の見どころだ。

第2話は、優秀な"ゆとり研修医"野村周平はメインのストーリーだったが、彼がミュージシャンになると医局を辞めてしまったという話を、麻雀しながら語るシーンでのこと。

担当がベースだと聞くと、「ベースかあ...」とつぶやく米倉。「わかる、そのベースかあってなる感じ。なんかさあ、ベーシストって潰し利かない感じ」と内田有紀が続けると、「確かに潰し利かな〜い。わかるわかる。音も地味なの。なんかさあ、ボンボンって」とベースを小馬鹿にしたような感じで喋っていると、岸部が「そんなことないわよ」と不機嫌そうに......。この時の表情が秀逸だった。

岸部といえばグループサウンズ全盛期、「ザ・タイガース」のベーシストで、当時、サリーと言われていたなどということを知っているのは、おそらく50代以上かと思われるが、そのことを知っている視聴者にはこのいじり、大うけだったはず!?

それにしても、第1話で大地真央が、第2話で野村周平が、と次々に消えていき、次は誰が消えるのか戦々恐々。制作発表の際、いつも以上に登場人物も豪華だなと思っていたが、こういうカラクリだったのか! 毎回1人ずつ消えていき、そして誰もいなくなった......なんてことは、さすがにないか!?

大門以外の医者が全員カスなのも、お決まりのベタな展開も、小ネタの数々も、全部、「待ってました!」という感じ。

第5シリーズも楽しめそうだ。

(毎週木曜よる9時〜)

くろうさぎ