SEKAI NO OWARIの“Saori”こと藤崎彩織の初小説『ふたご』が28日に刊行される。構想から5年。音楽活動の合間に書き続けた原稿は約300ページにもおよぶという。

 その大作は、主人公で中学生の夏子と高校生の月島をめぐる青春小説。月島とのバンド活動の中で成長していく夏子の姿を描く。

藤崎彩織の初小説『ふたご』の書影(文藝春秋)

 彩織は「書こうと決めてから5年もの月日がかかってしまいましたが、ようやく初小説を出版することが出来ました。登場人物と同じように苦しみ、泣き、叫びながら書き上げました。今は鍵盤とふたごのモチーフに彩られた装丁を見ながら、この本が色んな方の手に渡れば良いなあと願っております」と語っている。

 また、これに伴い、11月2日には三省堂神保町本店で発売記念トーク・サイン会が開かれる。抽選で50人の参加となる。

■内容

 いつも一人ぼっちでピアノだけが友達だった中学生の夏子と、不良っぽく見えるけれども人一倍感受性の強い高校生の月島。彼は自分たちのことを「ふたごのようだと思っている」と言うのだが、いつも滅茶苦茶な行動で夏子を困惑させ、夏子の友達と恋愛関係になり、夏子を苦しめる。

 それでも月島に惹かれる夏子は、誘われるままにバンドに入り、彼の仲間と共同生活を行なうことになるのだが…。自分ひとりでは何もできなかった少女が少年に導かれるままに成長し、自らの力で居場所を見つけようとする姿を描いた、青春小説。