日本人は「社会的信用」を非常に大切する。日本社会では一度失われた信用は簡単に取り戻すことはできないうえ、信用を失うことは非常に大きな代償を伴うためだ。(イメージ写真提供:写真AC)

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 日本人は「社会的信用」を非常に大切する。日本社会では一度失われた信用は簡単に取り戻すことはできないうえ、非常に大きな代償を伴うためだ。

 中国では高級ブランドの海賊品や偽物が大量に流通しているほか、食の安全性を揺るがす悪質な問題がたびたび起きるが、これは社会的信用を失うことの代償が相対的に小さいことも要因の1つだろう。このような環境で暮らす中国人から見ると、日本人の「社会的信用を大切にする」姿勢は驚きに値することのようだ。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本社会は人びとが互いに「騙さない」、「悪さをしない」という前提のもとに成り立っていると伝え、「日本社会における人間関係は信じられないほど信用し合うものであり、中国人から見ると背筋が凍るようだ」と伝えている。

 記事は、日本各地で見られる野菜などの「無人販売所」を例に、誰も見ていないのに野菜を持ち去る人がいないと紹介。それどころか、客は決められた金額をしっかりと箱に入れて購入していくと指摘、店主がいなくとも「売買という商行為が成り立つ」ことに驚きを示した。また、これはセルフ形式のガソリンスタンドでも同様だとし、日本ではガソリンを入れて代金を支払わずに逃げる人はいないと指摘した。

 さらに、日本ではスーパーなどのレジで、紙幣の真贋を確認するための「紙幣識別機」が必要となることはないとし、それは、日本は中国と違って偽札がまず流通しないからだと指摘。また、日本では落し物をしても警察に駆け込めば落し物が返ってくる可能性が高いとし、日本は先進国でありながら「安心して暮らすことができる国だ」と称賛した。

 記事は、中国では人びとが利己的すぎるうえに教養も信念もないと主張、社会的信用を重視する人もいなければ、信用を失うことの代償もないため、建築物の材料をごまかす「おから工事」が蔓延したり、食の安全性を揺るがす問題が頻発したりするのだと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:写真AC)