「花とゆめ」で連載中の大人気恋愛コミック「覆面系ノイズ」が、待望の実写映画として11月25日(土)より全国公開される。

本作の完成を記念して、10月24日に東京・丸の内ピカデリーにて完成披露試写会が行われ、中条あやみ(有栖川 仁乃/ニノ役)、志尊淳(杠 花奏/ユズ役)、小関裕太(榊 桃/モモ役)、真野恵里菜(珠久里 深桜役)、磯村勇斗(黒瀬 歩/クロ役)、杉野遥亮(悠埜 佳斗/ハルヨシ役)、そして三木康一郎監督が登場。彼らがステージに現れると、会場からは悲鳴にも似た大歓声が上がった。

劇中ではバンドのボーカルとして歌声も披露している中条は、「ニノを演じる上で声はすごく重要だったので、ボイストレーニングは本当に一生懸命頑張りました。MAN WITH A MISSIONさん含めいろんな方に素敵な曲も書いていただいたので、聴いたら必ず感動する素敵な音楽になっていると思います。自信あります!」と熱い想いをコメント。彼女の歌声は共演者も絶賛しており、小関は完成した映画を見て「鳥肌が立った」、志尊は「感情の流れが曲にも流れていて、作品の世界観ともマッチして、何より中条ちゃんの歌が素晴らしいなと思いました」と口々に賛辞を送った。

続いて本作に出演した感想を問われた真野は、キャスト陣が楽器経験の無い中で演奏シーンを創り上げたことに言及し、「初めてみんなで音合わせをしたとき、青春を味わえてすごく楽しかった。完成した映画を見た時、みんなかっこいいなあ、キラキラしてるなあと思いました」とコメント。さらに撮影当時25歳にして制服姿の高校生を演じた真野が、監督から「ギリギリだったよね」といじられる一幕も。すかさず杉野が「真野ちゃん、大丈夫だよ!」とフォローし、軽快なやりとりに会場も大爆笑。

そんな杉野は、「出来上がった作品を見たら甘酸っぱい気持ちになって、こういう高校生活を送りたかったなあ」と青春時代へ思いを馳せた。磯村は、本作の恋愛要素はもちろん、特に初挑戦した楽器演奏について述べ、「劇中でも演奏シーンをがんばったので、イノハリ(※劇中に登場する 謎の覆面バンド「in NO hurry to shout;」(通称イノハリ))の熱さも楽しんでほしいです!」とコメント。小関は、関係者の間で特に評判が高い志尊とのセッションシーンについて語り、「お互い初めて触る楽器だったので、撮影ではふたりの中でいかに“その場で生まれたメロディにできるか”、ライブ感を大切にした」とそのこだわりを熱弁した。

そして、そんなキャスト陣が出演する本作で大切にしたところを問われた監督は、「真野さんがいかに若く見えるかです(笑)」と会場を笑わせつつ、「彼らに無理に芝居をさせようとは思っていなくて、この子たちの若々しさや勢いを念頭に置きながら撮っていた。そういうところを見てもらえたら嬉しいです」と監督らしく見所を語った。

さらに、この日が初めてお客様に映画を観ていただく場ということで、キャスト陣が「本作の魅力を表す漢字一文字」をそれぞれ披露。中条は、心臓の鼓動や音楽のリズムを刻む映画ということで「鼓」。志尊は、登場人物全員が片思いをする中で、想い合うことの大切さを感じたことから「想」。小関は、中条演じるニノが劇中で歌う印象的なフレーズ「響け」にかけて「響」。真野は、音楽がきっかけで物語が動き出すということで「音」。磯村は、叫びたい言葉を登場人物それぞれが抑えていることから「叫」。杉野は、みんなの恋愛も演奏シーンも胸に来るものがあることから「震」。

それぞれ個性豊かな筆跡がスクリーンに映し出されると、会場は大盛り上がり。しかし実は文字の披露だけでなく、本作の「僕たちは、あふれそうな想いを隠してる」というテーマにならい、「皆さんが隠している本当の気持ちを暴いちゃう!?恋愛タイプ筆跡診断」であったことが明かされ、キャスト陣も会場からも驚きの声が。文字の書き方から導き出された、各自に秘められた恋愛タイプがあらためて紹介された。

◆真野…「意地っ張りタイプ」。好きだと思っても素直には打ち明けず、待つタイプ。ただし、告白されると反発するかも…。好き嫌いがハッキリしているでしょう。
◆磯村…「アクティブな肉食系タイプ」。好きな人には自分からアプローチし、リードしたいタイプ。ただし、相手に束縛されるのは苦手。いわゆる亭主関白型。
◆杉野…「入れ込み型・熱中タイプ」。この人は、と思えば一途に思い続ける。ただし、冷静な判断力と論理的思考が出来るので、突っ走らずに理性で抑えがきます。
◆小関…「アバンチュール恋愛型タイプ」。危険な恋もおじけず、受け入れることもできる。常に平凡では満足できない意欲が強いので、結果、良い方向に実らせる心の受け皿があります。
◆志尊…「エネルギッシュなド根性タイプ」。積極的で、豊かな表現力と真面目さで好きな人を射止めたら、最後まで責任を持って守り通すタイプ。
◆中条…「甘えん坊タイプ」。自分から進んで愛を注ぐよりも、受け身的で愛されるほうが好き。甘え上手で周りからも自然に支えられて成就するタイプ。

それぞれ意外な診断結果に会場も盛り上がるなか、中条は自身の結果に「そんなことないです!」とまさかの否定!?しかしすかさず杉野は「でもちょっかいを出したがるよね、甘えん坊に近い」、志尊は「甘え上手だとは思うけど、いたずらっこ。いきなり『壁ドン!』とか平気でやってくる天真爛漫な子だよね」と、まさかの素顔が暴露されることに。そんなやりとりを見守っていた監督は「どうでもいいです!」と突き放し笑いを誘うなど、どこまでもキャスト陣と監督の仲の良さがうかがえる一幕となった。

最後は、これから映画を観るファンのみなさんに中条からメッセージが。「この日を迎えられてとっても嬉しいです。みなさんが(この映画を)初めて見る方なので、必ず面白かったとどんどん宣伝してください!」と茶目っ気たっぷりにアピールしつつ、「みんな楽器も歌も本当にがんばって出来た作品なので、たくさんの人に見て欲しいです」と熱を込めてコメントした。
映画 『覆面系ノイズ』は、11月25日(土)全国ロードショー。

(C)2017映画「覆面系ノイズ」製作委員会