日本気象協会が運営する天気予報専門メディア「tenki.jp」内の「tenki.jpラボ」は、昨年2016年のハロウィンに仮装をした10代から40代までの東京都在住の男女400名を対象に「ハロウィンの仮装と天気に関するアンケート調査」を実施しました。

 

本アンケートでは、ハロウィンイベントに欠かせない仮装の動機についての年代別比較、仮装時の防寒/雨天対策の実施率、具体的な対策方法などを調査。また併せて、過去30年分のデータからみたハロウィン付近の天気の傾向についても詳解しています。

 

【調査概要】

ハロウィンの仮装と天気に関するアンケート調査

調査対象:東京都在住の男女15〜49歳 合計400名

調査方法:インターネット調査(調査会社の登録モニター活用)

調査期間:2017年9月9日(土)〜9月13日(水)

※調査結果は端数処理のため、合計しても100%とならない場合があります。

 

調査その1)ハロウィンで仮装をする動機は?

まずはじめに、ハロウィンで仮装をする動機について調査したところ、「非日常感を味わいたい」と回答した人が71.8%と最も高く、次いで43.8%が「騒ぎたい」、32.8%が「SNSに投稿したい」という結果になりました。ハロウィンの仮装におけるキーワードは「非日常感」「SNS映え」と言えそうです。

 

また、年代別に見ると各年代で回答数の順位に差はないものの、10代では他の年代よりも10ポイント近く上回る40.0%が「SNSに投稿したい」と回答するという結果になりました。若い世代になるほど、SNSを意識しているということが言えるのではないでしょうか。

 

調査その2)当日の天気や気温は気にしているのか?

つづいて、ハロウィンの仮装と天気の関係について「ハロウィンの仮装を決めるにあたり、天気(気温含む)を意識しているか」を調査しました。「非常に意識している」と回答した人は17.3%、「まあまあ意識している」と回答した人は47.8%という結果になり、65.1%が仮装を決める際に天気(気温含む)を意識していることがわかります。

 

しかし、天気(気温含む)を意識しているにも関わらず、約6割が仮装時に寒いと感じたことが「非常にある」または「まあまあある」と回答。仮装用の衣装の中には露出が多いものもあり、気温がさほど低くなくても寒いと感じる人が多いのかもしれません。

 

さらに、仮装をしていて寒いと感じたことがある人に、防寒対策の実施率について調査したところ、「あまりしていない」人は36.4%、「まったくしていない」人は4.4%という結果となり、4割の人が寒いと感じていながら防寒対策をしていないようです。また、具体的な防寒対策については「防寒インナーの着用」が63.1%と最も高く、次いで36.4%が「タイツやレギンスの着用」、34.4%が「マントなど羽織物を使用する」に票が集まりました。

 

調査その3)過去30年間のハロウィンの天気は?

関東地方は10月下旬にもなれば台風のピークを過ぎ、紅葉・レジャーと秋の行楽シーズン真っ盛り。tenki.jpラボでは、10月28日〜10月31日を対象期間として、「東京(千代田区)」の過去30年分(1987年〜2016年)の気象データを統計し、ハロウィンの晴天率・気温の統計も発表しています。

 

過去30年の統計から、10月31日のハロウィン当日の晴天率は43.3%。10月30日が60.0%、10月29日、28日が56.7%です。ちなみに、10月上旬では、秋雨前線の影響などもあり晴天率は20、30%台の日もあるため、10月下旬には天気はやや安定してきているといえます。晴天率だけ見ると31日当日は5割を少し下回ったものの、28日〜30日は5割以上となり晴れの日が多いといえます。

 

また、日別天気出現率の「雨」は、16.7%〜33.3%となり雨の日もある……という統計結果です。しかし、6〜7割以上は晴れまたはくもりとなっている点を考えると、晴れやくもりを期待しても良さそうです。

 

調査その4)過去30年間のハロウィン当日の気温は?

次に、仮装の際に気になる気温について調査すると、10月28日〜31日の平均日最高気温は20.0℃〜20.5℃、平均日最低気温は12.8℃〜13.5℃です。日中は快適ですが、夜になると薄手のカーディガンやセーターが必要になるくらい肌寒いといえます。ただ、年によっては最高気温が26.6℃と夏日になったという例もあり。

 

また、最高気温が11.4℃という年もあり、30年間で調べてみると気温の振れ幅は大きいです。天気、気温ともにあくまで過去データの統計値のため、今年の天気は最新の予報をチェックすることが大切です。

 

調査その5)2016年のハロウィンの気候を振り返る

ここで、昨年2016年東京でのハロウィン期間の天気を振り返ってみましょう。28日(金)の関東では日中から雨で次第に本降りへ、昼間も上着がないとヒンヤリとする11月下旬並みの冷え込みとなりました。29日(土)には気温は平年並みに戻りましたが、夜には雨がぱらつくところも。そして、30日(日)、31日(月)は10月として今世紀最強(当時)の寒気が流れ込み、東京では2日連続で朝の気温が10℃を下回り、31日夜には雨が降った地域もありました。昨年の東京でのハロウィンは寒く・ぐずついた天気であったといえます。

 

調査その6)雨が降った場合の対策は?

雨天時におけるハロウィンの事態調査をすると、「2016年のハロウィンイベントに参加した日、雨は降っていたか」という質問に対し、38.0%が「雨が降っていた」または「雨が降りそうだった」と回答。さらに、仮装の雨天対策について調査すると、「雨天対策をしたうえで仮装をした」と回答した人は30.3%と低い結果に。具体的な雨天対策については、60.9%の「透明ポンチョ・レインコートの着用」が最も多く、次いで30.4%が「透明ビニール傘や仮装に合った傘の使用」、26.1%が「防水スプレーの使用」に票が集まりました。

 

また、雨天時の仮装について、「フォトジェニックさ(インスタ映え)に欠けるか」について調査したところ、19.0%が「とてもそう思う」、46.3%が「まあそう思う」という結果に。6割以上が雨天時の仮装は「SNS(インスタ)映え」に欠けると感じているようです。

 

調査その7)今年のハロウィンイベント当日に雨が降ったらどうする?

最後に、2017年のハロウィンの行動予定について調査。49.3%が「ハロウィンにちなんだ(ハロウィン限定の)料理・お菓子を購入する」が最も多く、次いで32.5%が「ハロウィンイベントに参加する」、27.5%が「仮装をする」、「ハロウィンにちなんだ料理・お菓子を作る」(26.0%)という結果になりました。

 

さらに、ハロウィンイベント当日に雨が降った場合については、55.5%が「天気に関係なく、予定通りハロウィンに参加する」と回答し、仮装を予定している人のうち39.1%が「晴天・曇天と同様の仮装をする」となり、25.5%が「雨天対策をしたうえで仮装をする」と続きました。一方で、雨で「仮装を断念する」と回答した方はわずか5.5%という結果になりました。

 

 

季節のイベントとしてすっかり日本に定着したハロウィン。仮装を決めるにあたり天気を意識しながらも少々の雨・寒さは気にせず仮装をするなど、イベントとしての人気の高さが調査結果からも伺えます。ただし、衣装が薄着であるがゆえに、気温がそこまで低くなくとも寒さを感じている方が多くいることから、イベント当日や仮装時には天気予報を見ながら防寒対策や雨天対策など衣服の調整を行った方がいいかもしれませんね。