V.ウイリアムズが、オスタペンコとの3時間激戦を制して1勝1敗に[WTAファイナルズ]

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シンガポールで開催されている「WTAファイナルズ」で、ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)は10月24日、「全仏オープン」での優勝経験も持つ若手のエレナ・オスタペンコ(ラトビア)と対戦し、接戦の末なんとか勝利を掴み取った。カウントは7-5、6(3)-7、7-5で、試合時間は3時間13分にも及んだ。

今回の「WTAファイナルズ」には、V.ウイリアムズは世界ランキング5位、オスタペンコは7位で参戦しており、ランキング的には拮抗した組み合わせとなった。過去の対戦成績はV.ウイリアムズの1勝となっている。

「WTAファイナルズ」では、V.ウイリアムズはプリスコバに、オスタペンコはムグルッサとの敗戦に続く対戦となった。両選手のうちのどちらが、より好成績を残すかを決める試合だったと言ってもいいだろう。

また、V.ウイリアムズは37歳で、堂々の実績を持つ一方で、オスタペンコはグランドスラムを制覇した経験こそ持つものの、20歳とまだまだこれからの若手。それぞれの世代を代表する選手同士のぶつかり合いとなった。

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試合は出だしから、波乱含みだった。V.ウイリアムズは出だしから、ブレークされてしまった一方で、第2ゲームでオスタペンコのサービスをブレークして、1-1の互角に持ち込んだ。両選手ともがブレークし合い激戦を予測させる冒頭の2ゲームとなった。

その後も、V.ウイリアムズとオスタペンコはともに譲らず、それぞれ2度のブレークしあった形で迎えた第10ゲームで、V.ウイリアムズがラブゲームでブレークすると、流れをつかんだかに見えた。

オスタペンコは逆に、キープしなければ1セット目を失う第12ゲームを5-6で迎え、プレッシャーのかかる中でサービスに臨んだ。

V.ウイリアムズはオスタペンコの深く力強いストロークに押されて、ネットミスをしてしまう場面も見せた。一方で、なんとか返球したリターンがネット際に落ちて、オスタペンコのミスを誘うなど幸運なポイントや、オスタペンコの安定しないストロークからのミスにも助けられ、第1セットを守りきった。

第2セットでも、なかなか均衡は崩れない。V.ウイリアムズが、自身のサービスゲームである第1ゲームをラブゲームでキープした後、オスタペンコの2セット目最初のサービスを4回のデュースを経てブレーク。一気に勝利を決めるかに見えた。

続く第3ゲーム以降で、オスタペンコは、逆に意地を見せる。2ポイント目で、.ウイリアムズに左右に走らされ、デュースサイドのコート外に出されるも、オスタペンコはV.ウイリアムズのフォアサイドに厳しい角度で打ち返しラリーの優位を確保。V.ウイリアムズがクロスに、短く中途半端な返球しかできなかったところを、ダウンザラインに叩き込んでエースを奪うなど、流れを押し戻した。結局、オスタペンコがブレークし、このゲームでイーブンに戻した。

第2セットではその後、両選手とも主導権を握れず、お互いに3度ブレークし合って、タイブレークへ。オスタペンコは、フォア、バックともにミスも出すものの、強烈なストロークを放つなど、優位に展開。6-3から最後には、自身のサービスポイントを守りきり、第2セットを手中に収めた。勝敗の行方は、両選手のファイナルセットの出来次第となった。

最終セットでも、V.ウイリアムズとオスタペンコは、互いに次々とブレークし合う、激しい展開へ。第1、第2ゲームこそ、両選手ともキープしたものの、そこから6ゲームを連続して相互にブレークした。しかし、第11ゲームで、V.ウイリアムズがオスタペンコのサービスゲームを取得すると、続く第12ゲームでサービスを守りきり、寄り切った格好となった。

ウイリアムズとオスタペンコの試合の直後にガルビネ・ムグルッサ(スペイン)とカロリーナ・プリスコバ(チェコ)が対戦しており、シモナ・ハレプ(ルーマニア)とカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク、エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)とカロリーヌ・ガルシア(フランス)の対戦が明日25日に予定されている。

(テニスデイリー編集部)

※写真は3時間を超える激戦を制したビーナス・ウイリアムズと、深く球威のあるフォア、バックで対抗したエレナ・オスタペンコ
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)