一度はバーにはじかれたボールが…(画像はサイトのスクリーンショットです)

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タイで起きた珍事を各国メディアも特集、撮影者に直撃も…実は19-19のマラソンPKだった!?

 海外サッカーで史上稀に見る珍ゴールの笑撃が世界に拡大している。タイの試合のPK戦で、シュートがクロスバーを叩いて外れたと思い、GKが喜んでいる間にボールがバックスピンで無人のゴールに決まってしまうという珍事が発生。当初、アジアメディアが報じていたが、権威ある英公共放送BBCが「これ以上に滑稽なPK見たことある?」と公式ツイッターで報道。映像の撮影者が取材されるなど、“8秒遅れのPKゴール”の反響は広がり続けている。

 こんな面白いPK見たことない。あの笑撃シーンの物語は終わっていなかった。21日に一部のアジアメディアが「ペナルティーキックでは決して早すぎる祝福をしてはならない」と動画付きで報道した。公開された映像が、とにかく仰天だった。

 バックスタンドから捉えた映像はPK戦の模様を映し出した。そして、キッカーは左足でシュートを放ったがクロスバーに直撃し、ボールは高々と舞い上がった。GKは大喜びでエリアを飛び出し、仲間のもとへ向かった。ところが、直後に急展開が……。舞ったボールはペナルティスポット付近に戻ってくるようにしてバウンド。それを見てキッカーは膝に手を付き、肩を落とした。

 しかし、ボールにバックスピンがかかり、次の瞬間、ゴールに向かって弾んだのだ。1回、2回とバウンド。まさか――。客席から叫び声を上がり、キッカーは異変を察知。顔を上げ、ボールを指さした。一瞬遅れて気づいたGKも慌てて戻ったが、間に合わない。なんと、そのままゴールに吸い込まれた。バーを叩いてから、8秒間の出来事だった。

 天国と地獄が入れ替わる“事件”に客席も騒然となった。一連の“8秒遅れのPKゴール”をFOXスポーツアジア版が21日に公式インスタグラムで紹介。「これは罠?」「すごくおバカ」と笑撃を呼んでいたが、コントでもこんなに面白くできない史上空前の珍事の反響はとどまらなかった。英紙「ザ・サン」は動画を撮影した男性に直撃し、特集している。

浮かび上がった新事実、19-19で起きた珍事…撮影者がその後に見たGKの姿とは?

 記事によると、試合は国内カップ戦準決勝、バンコク・スポーツ・クラブとサトリ・アーントーンの一戦で2-2で突入したPK戦だった。そして、なんと19-19で迎えた場面だったといい、しかも蹴ったのもGK。結果的に決めたのはバンコク・スポーツ・クラブで、勘違いで決められたのはサトリ・アーントーンだった。

 見出しは「衝撃的な動画が映しているのは、マラソンのようなPKを決した信じられないようなバックスピンがゴールキーパーを愚か者にしてしまった一部始終だ」。早とちりしてしまったGKについては「究極の恥さらしに遭った」などと報じ、さらに実際に撮影した男性にインタビューしている。

「シュートが外れた瞬間、相手チームは敗北に崩れ、誰もが試合の終結を確信し、サポーターは元気づける声援を送っていた」「奇妙なんてものじゃなかった。だけど、あの喜んでいたGKはかなりアホらしく見えてしまったね」と話し、GKは大泣きしていたように見えたという。

 直後、サトリ・アーントーンのキッカーはPKを外し、手にしかけた決勝進出を逃したという。なんという悲劇的な結末だろうか。権威ある英公共放送BBCは「万が一、PKを外してしまったとしよう。誰かこれ以上に滑稽なPKを見たことがあるかい?」、米ESPN「スポーツセンター」は「もう二度と早く祝ったりなんかしない」と公式ツイッターで紹介するなど、反響は広がり続けている。

 一瞬にして決着するPK。Jリーグ、日本代表でも当然、多くある。最後までボールを見なければいけないという基本の大切さを世界のサッカーファンも改めて理解したことだろう。