24日、ソウルの飲食店が大規模な会食の予約を受けたものの当日客が現れず、400人分の料理が無駄になった騒動が最近韓国で大きな話題となった。これを受け、各メディアが韓国で横行する「ノーショー(予約不履行)」の問題を取り上げている。写真は韓国料理。

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2017年10月24日、ソウルの飲食店が大規模な会食の予約を受けたものの当日客が現れず、400人分の料理が無駄になった騒動が最近韓国で大きな話題となった。「ノーショー(予約不履行)」の横行は以前から韓国の社会問題の一つとされてきたが、各メディアが改めてその原因や対策について相次いで取り上げている。

韓国の研究機関の集計では、飲食店、病院、美容室、劇場、高速バスの「5大サービス業種」における昨年1年間のノーショーによる売上損失は4兆5000億ウォン(約4500億円)に上る。このうち、ノーショーが自分や他人の健康にまで被害を及ぼしかねない病院では、外来予約しても診察に現れない患者が予約者の13%を上回るという調査結果もあるそうだ。

SBSは21日付の記事で、ノーショー防止のための対策事例を具体的に紹介している。例えば、フランスのピアニストを招き無料公演を企画した音楽祭の事務局は、1席予約につき1万ウォン(約1000円)の「ノーショー防止保証金」を口座振替で事前に取ることとした。当日、会場に来た客にはこれを返金する仕組みだ。また、飲食店の予約アプリを運営する企業は、予約時にメニューの選択と支払いまでアプリで済ませるシステムを導入、ノーショー率を1%未満にまで抑えることに成功したという。

しかしこうした防止策を講じても、究極的には消費者の意識が変わらなければ現実の改善は難しいと記事は指摘、専門家も「韓国社会におけるノーショーの横行は、知らない人との関係をおろそかにする文化が反映された結果。こうした文化を変えていく努力が必要」と語っていると紹介した。

この話題に寄せられる韓国のネットユーザーのコメントでも、「国民性の問題だよ。進んだ市民意識を持つには器が小さ過ぎるんだ」「韓国人は他人に対する礼儀や配慮というものがない」「ノーショーは思いやりのなさから起こるもの」「他人との約束を何とも思わない、韓国人の典型的な考え方が問題」といったものが並び、国民性や消費者の意識が根本原因とする意見が圧倒的だ。

中には「これだから海外から未開と言われるんだよ」「対馬の店に韓国人が出入り禁止と言われるのも仕方ないね」と、他国や日本からの韓国人評にこれが影響しているとの指摘もある。

対策については、予約金を取るべきとの意見が目立ち、団体予約客には予約金の支払いを求めたり、一度ノーショーのあった客は「ブラックリスト」に載せたりと、飲食店側の対応を紹介した韓国日報の記事には、「当然の対策」「それなりの仕返しをしてやらなきゃ」「今まで予約金も取らず何やってたんだ?」といった声が寄せられた。(編集/吉金)