国内総生産(GDP)で日本を追い越した中国経済は、今も成長を続けている。だが、経済成長率はすでに鈍化傾向にあるとされ、急速に高齢化が進むと同時に生産年齢人口も減少に転じている。
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 国内総生産(GDP)で日本を追い越した中国経済は、今も成長を続けている。だが、経済成長率はすでに鈍化傾向にあるとされ、急速に高齢化が進むと同時に生産年齢人口も減少に転じている。

 中国メディアの今日頭条は22日、日本が戦後に復興を遂げ、経済成長を成し遂げた軌跡は、中国が発展してきた軌跡と類似する点があると伝え、「現在の日本の姿は中国の将来を映しているのだろうか」と危機感を示す記事を掲載した。

 記事はまず、日本は第2次世界大戦によって廃墟と化し、国力も著しく低下したが、わずか2ー30年で驚異的な復興を遂げ、世界一流と呼ぶべき現代化を実現し、世界的な工業大国となったと指摘、こうした戦後の奇跡は世界中の人びとを驚かせ、そして羨望を集めたと論じた。

 一方、中国も大躍進などの政策的な失敗が国力の疲弊につながったが、1978年からの改革開放政策によって経済は急激に発展し、社会主義市場経済に舵を切ったことで大きな成長を遂げ、現在は世界第2位の経済大国へと登りつめたことを指摘。だが、中国経済は成長を続けているが、物価も上昇を続け、バブルが起きている不動産市場では住宅価格が高止まりするなど、人びとの生活を圧迫する現象も同時に起きているとし、「いずれ日本のようにバブルが崩壊してしまうのだろうか」という懸念を抱く人も存在すると紹介した。

 こうした懸念に対し、記事は「中国は日本と同じ道は辿らない」と推測し、中国には当時の日本以上のポテンシャルがあるためだと主張。日本は米国の半分ほどの人口と、30分の1ほどの国土で、米国の60%ほどの経済規模にまで達したが、中国は日本の約10倍の人口と約26倍の国土を持ち、特に中国の中西部にはまだ発展の余力が大きく残されていると期待。数々の問題はあるものの、日本のようにバブルが崩壊し、経済成長率が低迷するような事態は起きないはずだと考察している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)