肥満や運動不足などの悪習慣が精子の減少に影響を与えているらしい、ということは様々な調査結果が示していること。先日発表された研究によると、そこに「睡眠不足」も加わるようです。

これで日本の少子化の一因が明らかになった、とは少々言い過ぎでしょうか?

寝過ぎたら、精子が減少。
もちろん「寝不足」も悪影響。

「Wiley Online Library」にて公開された中国の研究は、「適切な睡眠時間に比べて、それが短くても長くても、精子の質が悪くなる」という結果を明らかにしました。

もうすこし詳しく説明すると、7〜7.5時間の睡眠を基準にした時に、長い場合には約41%、短いときには約30%も精子の質が悪かったようです。

ここでいう「質」とは、精子の数と精液の量。不妊症の要因になったり、受精の確率を下げたりと、様々な弊害を生むリスクがあります。

7〜7.5時間の睡眠を常にキープし続けるのは少し現実的ではないかも、と思いつつ、僕はあくせくと働く日本のビジネスマンたちの姿を想像してしまいました。いったい、彼らは平均でどれくらい寝ているのでしょう?

2015年の厚生労働省の調査によれば、1日の平均睡眠が6時間以下という男性の割合は、20〜29歳が42.6%、30〜39歳が45.7%なのだとか。半分とまではいかないにせよ、多くの男性が十分な睡眠時間を確保できていないということがわかります。

近年、他国から働き過ぎと言われる日本人は、セックスレスの割合が高いから少子化が進んでいるのだろう、なんて意見もあります。だけど、そもそも寝不足を原因とする精子の減少が、少子化へと導いている可能性もあるのではないでしょうか。

Reference:Wiley Online Library,厚生労働省