アメリカ・シアトルに住んで十数年。子育てに奮闘するライターのNorikoさんが、現地で話題のフードやライフスタイルをレポートします。今回は、アメリカのホームパーティの前菜として定番の「デビルドエッグ」のご紹介です。


みんな大好き、「悪魔の卵」の正体とは!?

ここシアトルではハロウィーンを前にして、街中がパンプキンだらけ。そして、窓や天井、壁、庭の木には、ハロウィーンの装飾として、お化けや吸血鬼、ガイコツ、お墓のモチーフ、コウモリなどのホラーなアイテムも勢ぞろいです。定番グルメも、この時期ばかりはハロウィーン風にアレンジ。デコレーションケーキやカップケーキ、ドーナツ、チョコレートなどは、どことなくカボチャ風、ホラー風になり、店頭に並んでいます。そういう市販品でまかなうのもよいのですが、どこの家庭にもある材料で、パパっとできて、ハロウィーン気分を楽しめるのが「デビルドエッグ」という料理。悪魔の卵という意味合いのネーミングで、ゆで卵を使い、ピリッと辛味を加えているのが特徴のサラダ風前菜です。冷蔵庫にある材料ですぐできる!

アレンジはさまざまにできますが、まずは基本的なレシピを紹介していきましょう。

【材料】(2〜4人分)

・ゆで卵 4個
・マヨネーズ 大さじ1
・マスタード 小さじ1
・パプリカパウダー ひとつまみ
・好みのトッピング

【つくり方】

(1) ゆで卵を縦半分に切り、黄身を取り出してボウルに入れる。 

(2) ボウルにマヨネーズ、マスタード、パプリカパウダーを加え、よく混ぜたものを、白身の穴に盛りつける。

(3) 細かく刻んだカリカリのベーコン、サラミ、ハム、ハーブ、オリーブ、ピクルス、青ネギ、唐辛子、ナッツ、トマト、チーズなど、好みのトッピングで飾る。

子ども向けなら、辛味はなしに、あるいは少なめに。トッピングは冷蔵庫にあるものを使い、レタス、またはアスパラガスやインゲン豆などゆでた野菜を刻んでのせてもヘルシー。そうなるともはやデビルドエッグならぬ「エンジェルエッグ」ですが…。
シンプルに、パプリカパウダーをパラパラと上から振りかけるだけでも、赤い粉が黄身の黄色と白身の白に映えて、見た目がよくなりますよ。1つだけ激辛にして、「ロシアン・エッグ」を楽しむこともできます。マスタードの代わりにワサビを使うと、和風の1品になり、日本の食卓にも合わせやすいかもしれません。パーティにぴったり!ハロウィーン風にアレンジするなら?


ハロウィーン風のアレンジでよくあるのが3パターン。まずは「パンプキン風」の盛りつけですが、これは茎の緑を足すだけででき上がります。1センチくらいに切った青ネギ、インゲン豆などを、盛りつけた黄身クリームの中に少し刺すようにして、飾ってみてください。黄身クリームにケチャップやシラチャーソース(甘酸っぱさのなかに辛味とガーリックがきいたチリソース)で赤色をたすと、よりパンプキンらしく見えます。
次に「悪魔の目玉風」。ゆで卵全体を目玉に見立てて、盛りつけます。トッピングにオリーブの輪切りをのせて瞳を表現したところで、ケチャップやシラチャーソースで血走った感じを出せれば完璧! 黄身クリームにアボカドを混ぜて、緑色の目にするのもおすすめです。最後に、黒オリーブで「クモ」を表現するのも人気。黒オリーブを半分に切り、半分は身体に、もう半分は8等分にスライスし、8本の脚をつくって盛りつけます。
皆さんもぜひ、試してみてくださいね!

【Norikoさん】
アメリカ・シアトル在住。現地の日系タウン誌編集長職を経てフリーランス・エディター/ライターとなり、日米のメディアに旅行情報からライフスタイル、子育て事情まで多数の記事を寄稿する。著書に『アメリカ西海岸ママ〜日本とは少し違うかもしれない、はじめての妊娠&出産〜』(海外書き人クラブ刊)