23日、「中国電力機車の都」と呼ばれている湖南省株洲市の中心部で、中国中車株洲電力機車研究所にて研究開発された世界初のスマートレール列車が、正式的に路上運行を開始した。

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10月23日、「中国電力機車の都」と呼ばれている湖南省株洲市の中心部で、中国中車株洲電力機車研究所にて研究開発された世界初のスマートレール列車が、正式的に路上運行を開始し、見学に来ていた国内外の専門家たちを驚かせていたことを中国新聞網が発表した。

スマートレール列車が走る体験線路は軌間が3.75メートル、線路は都市の幹線道路のグリーンベルトの両側に配置されている。列車の内装は汽車とあまり変わらず、電子ディスプレイには駅に着く時間と位置がリアルタイムで表示されており、最高時速は70キロメートルに達する。

列車は地面に描かれた白いバーチャルレールに沿って走行する。エンジニアによれば、列車に搭載されたセンサーで地面のバーチャルレールを識別し、中央コントロール部分の命令を通して、列車のけん引や制動、方向転換の正確性を調整する仕組みだとのことである。

2010年にスマートレール列車のコンセプトが提案され、2011年にはエミュレーション・プラットフォームの構築、さらには試験システムの建設と列車の研究試験まで、8年間に渡って作られたスマートレール列車は伝統的な列車のレールの概念を覆した。また、車両システムには主動的な防護機能も備えられているとのことである。

スマートレール列車には電力式の新エネルギーが搭載されており、排出ゼロと汚染ゼロの特徴を持っている。10分間の充電をするだけで、25キロメートル走行することが可能である。また、乗客の流れに応じて動力を調整することができる。車両は3〜5両で編成されており、収容可能乗客数は300〜500人とされている。

スマートレール列車の走行はレールに頼らないので、早急に運用を開始することができ、建設のコストも従来の列車よりも遥かに低いものであると専門家は明らかにした。

では、スマートレール列車のような大きな列車が、都市中心部で走行する際に、どのようにして安全を確保するのだろうか?この疑問に対し、エンジニアは主動的な安全システムがスマートレール列車の大きな見どころの一つだと答えた。スマートレール列車は測位システムを通して周りの危険情報を獲得し、外部の危険に警戒を示すことで、安全を確保するとのことである。計画によれば、スマートレール列車は2019年に半自動運転、2020年には全自動運転を実現することが期待されている。

だが、専門家によれば、スマートレールシステムの普及は依然として容易なことではないとされている。スマートレール列車の運営には道路走行の「優先権」が必要であり、これは中国の通行人の文明的素養にとっては大きな試練であると言えるだろう。

スマートレールシステムには参考となるモデルや標準がない。また、法整備も整っておらず、スマートレールに関する法規は空白のものが多い。どのようにして、この新しい交通制式を、現存の交通システムと調和的に融合させるかには、解決しなければならない難題がまだ多く存在していることがうかがえる。(提供/環球網・編集/黄テイ)