10月21日、中国共産党第19回全国代表大会プレスセンターで記者会見が行われた。写真は記者からの質問に答える国家発展改革委員会の何立峰主任。

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中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)のプレスセンターには21日、「豪華」な陣容を迎えた。国家発展改革委員会の何立峰主任、張勇副主任、寧吉■(■は吉へんに吉)副主任が、中国経済について説明した。

▽経済規模は拡大 GDPは80兆元を突破し、日本を抜いて倍増する

中国経済を読み解く際の最も重要な尺度の一つはGDPの変化だ。何主任は同日の記者会見で、「2012年から2016年にかけて、中国経済の年平均成長率は7.2%となり、今年の第1四半期(1〜3月)と第2四半期(4〜6月)はいずれも6.9%、第3四半期(7〜9月)は6.8%の成長ペースだった。こうした状況が続いていることを踏まえると、今年通年では(国内総生産<GDP>は)80兆元(1元は約17.2円)を超えると予想される」と述べた。

このデータには中国経済成長の歴史的プロセスから考えて重要な意義がある。

10年に中国のGDPは39兆7千億元に達し、中国は日本を追い抜いて世界2位のエコノミーになった。何主任が中国の17年のGDPが80兆元を超えると予測したことは、中国が世界2位のエコノミーになった後、経済規模が倍増することを意味する。

中国経済の最近の状況をみると、「80兆元」という数字には強い説得力がある。何主任は、「この数字は中国経済の規模が過去5年間に20兆元あまり増加したことを意味する。今年は6兆元以上増加する可能性があり、これは中規模の先進国の1年間の経済規模に匹敵する数字だ」と述べた。

何主任は、「この数字を達成したのは実に困難なものだ。経済成長率が高速成長から中高速成長へと安定的に移行してはいるが、経済成長の絶対量は毎年、前年度よりも大きく発展している」と強調した。

▽経済構造を最適化、新業態が次々登場、国民生活の利便性が向上

中国経済は規模が増加すると同時に、「質の向上」も達成した。何主任は記者会見で、「新業態が勢いよく発展し、たとえば滴滴出行の配車サービス、シェア自転車、またECや電子情報の発展と結びついた業態が次々に現れた」と述べた。

何主任によると、「このたびの国慶節(建国記念日、10月1日)連休期間には、大勢の人が海外を旅行した時に不便さを感じた。中国では携帯電話で決済、チケットの予約、ホテルの予約、レストランの予約ができるが、海外では携帯での決済が中国ほど円滑に行えないからだ。こうした側面からもわかるように、新業態の発展が国民の生活をすこぶる便利にし、暮らしの質も水準も向上させた」という。

だが構造調整、成長源の転換は中国経済に課題ももたらした。張副主任は投資の増加ペース鈍化についての質問に対し、「投資の増加ペースが鈍化したことは中国のインフラがますます整っていることと関係がある」と指摘した。

だが投資構造の改善という点に注目する必要もある。張副主任は、「中国の投資構造はよく改善され、不得意分野で力をつけ、特にハイテク産業で高速発展を達成した。第19回党大会の報告では、(宇宙ステーションの)天宮、(潜水調査船の)蛟竜、大型旅客機など次々に登場する科学技術成果が列挙され、一連の技術的難関を絶えず突破してきたことが紹介された」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集KS)