独ミュンヘンで開催されたミュンヘン安全保障会議で演説するジョン・マケイン上院議員(2017年2月17日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米共和党の重鎮ジョン・マケイン(John McCain)上院議員(81)は地元メディアとのインタビューに応じ、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の徴兵逃れ疑惑を当てこするような発言を行った。両者は険悪な関係が続いており、今回の発言は舌戦にさらに拍車を掛けるものとなった。

 米政治専門ケーブルテレビCSPANは、マケイン氏がベトナム戦争(Vietnam War)従軍中に戦闘機を撃墜され、捕虜となってから50年という節目にインタビューを行った。マケイン氏は5年間、悪名高き捕虜収容所「ハノイ・ヒルトン(Hanoi Hilton)」に収監されていた。

 海軍大将の父親を持ち、収監中に拷問を受けながら収容所側からの早期釈放の申し出をはねつけたマケイン氏は、「あの戦争で私が絶対に容認できないのは、わが国の最貧困層から徴兵しておきながら、最富裕層は骨に損傷があるとか言ってくれる医師を見つけていたことだ」と発言。これは1968年にトランプ氏が兵役免除となった診断に言及したものとみられ、「そんなことは間違っている。全国民に従軍を求めるなら、全国民が従軍すべきだ」と話した。

 一方、トランプ氏は米大統領選の候補だった2015年、マケイン氏が戦争の英雄になったのは「捕まったから」だと述べ、「私は捕まらなかった人間が好きだ」と発言していた。

 トランプ氏はベトナム戦争の間、大学卒業までに学業を理由とする徴兵猶予を4度認められていた。学位を受け取ってから再び徴兵の有資格者となったが、1968年に行われた軍による身体検査で、健康上の理由で不適格となっていた。
【翻訳編集】AFPBB News