漂う風格!国産はまぐりで作った碁石は最高級品だって知ってた?

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碁石製造のミツイシが、創業100周年を記念して、「最高級本格ミニチュア囲碁セット」限定100セットを発売しました。正規な碁盤は1辺約40cmですが、このミニチュアは正規品の約1/3というコンパクトサイズ。つまり1辺10cmちょっとです。

気になるのは碁石のサイズ。なんと、日向産スワブテ蛤から一粒一粒削りだした直径約8mmという極小サイズだそうです。なぜ、いま本格派囲碁セットなのか!? そして、ミニチュアにした意味とは何なのか!? 詳しく見てみましょう。

宮崎県日向市で「はまぐり碁石」の製造販売などを手がける会社ミツイシは、創業100年を記念した「創業100周年ミニチュア囲碁セット」を、100セット限定で世界同時発売いたしました。価格は、33万3000円です!

日本で唯一のハマグリ碁石の生産地である宮崎県日向市は、その昔分厚くて白い大きなハマグリが採れる産地であったことから、はまぐり碁石産業が一大産業となった時代がありました。しかし、40年ほど前からは原料の採りすぎにより日向産のハマグリ原料がほぼ取れなくなり、今では流通する碁石原料の99%以上がメキシコ産です。かねてより、ハマグリの碁石は一般庶民が気軽に買えるものではなく、明治期には代用品として陶器や竹製の安物の碁石すら存在したとのことです。

日向市で採れたハマグリで造られた碁石は、最高級品になると1セット4000万円〜5000万円とも言われた時代があるほど、その価値と希少性は時代と共に年々増しています。さて今回発売の「創業100周年ミニチュア囲碁セット」はメーカーのこだわりがスゴイ。白碁石は、日向のハマグリをくり抜き、職人の手によって1粒1粒作り上げられた日向特産はまぐり碁石。黒碁石は、三重県熊野市産の那智黒石から作られています。

碁盤は、最高級材と言われる南九州産の「日向榧(ひゅうがかや)」を使用し、すべて柾目盤でご用意。また、碁石を入れる容器である碁笥(ごけ)の材料にも「日向榧」を使用。宮崎県伝統工芸士である「西川ろくろ木工」の西川 嵩氏により作られた逸品です。西川氏製造の証である刻印入り。

桐製の献上箱・碁笥箱。100周年記念刺繍入りの碁盤用布カバーは、京都西陣織の金襴織物(きんらんおりもの)を使用した碁笥袋。限定の証として、碁盤・品質証明書にシリアルナンバーも入っています。

白碁石のハマグリを始め、国産の素材がかなり希少な現在。これだけの国産素材を揃えたうえで職人が生命を吹き込んだ碁盤・碁石のセットは、かなりの価値があるといえます。このような事情を知ってしまうと、意外にもマニアだけのモノというよりかは、今後の価値上昇を見込んで購入してしまうひともいるのかも……。

なにはともあれ、渋い和風インテリアに興味のある方はチェックです!

>> ミツイシ「最高級本格ミニチュア囲碁セット」

 

(文/&GP編集部)