【交通事故 どうする?】自分に不利なドライブレコーダーの映像は…

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ユーチューブなどの動画サイトで、事故の瞬間が記録された動画が多く公開されている。ドライブレコーダーによって撮影されたものであるという。事故の過失について裁判沙汰になった際、ドライブレコーダーの映像は証拠になり得る。しかし、そこに自分に不利な状況が映っていた場合も、証拠として提出しなければならないのだろうか。「教えて!goo」では「ドライブレコーダーの映像の提出は強制ですか?」と題して質問が寄せられている。

■保険会社? 警察? 裁判所?

質問者は、無謀な運転をしているわけではないとしながら、事故を起こした際、ドライブレコーダーに記録された映像に自分に不利な状況が記録されていても、かならず提出しなければならないのかどうか聞いている。早速この回答を見てみよう。

「録画データはあなたの所有物です。証拠として出そうが出すまいがあなたの自由です。」(rally127さん)

「警察や、保険会社には強制力がありませんので、提出は任意です。ただ、状況が裁判となって、レコーダーがあることを裁判所が認知し、証拠としての提出を命令(お願いではありません)されれば強制的となります。有利・不利に関係なくです。拒否すれば、貴方側が不利になる可能性が出てきます」(Cat-shit-oneさん)

他の回答にも共通しているのが、警察や保険会社への提出は任意であるということだった。ただし、裁判所から提出を命じられる可能性があり、そうなったら、提出しないという選択肢はない、という点だった。

■有利か不利かの判断はプロにまかせるのが得策

では、実際の裁判の過程ではどうなのか、交通事故裁判の専門家である藤沢かわせみ法律事務所代表の松永大希弁護士にお話を伺った。

「証拠として提出すると不利になる場合には、裁判所に命じられるまでは、提出しないという判断もあり得るかと思います。いっぽう、自分の側に有利な証拠になると判断した場合、裁判所に命じられる前に任意で提出することもあります。ただし、有利だと思って提出してみたら、実際には自分に不利な証拠として認定されてしまうということもあります。有利か不利かの判断に迷う場合には、事前に弁護士に相談することをお勧めします」

その映像が有利か不利か。裁判の経験のない素人では、正確な判断は難しいだろう。また、事故から時間が経過して記憶が薄れてしまっていることもあるかもしれない。裁判では、慎重な判断が必要とされる。自分だけで判断せず、弁護士に相談しつつ対応することが不可欠だ。もちろん、安全運転を心掛け事故を起こさないようにするのが最善の解決策ではあるが。

(与太郎)

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