恋愛研究家の六波羅ナオトです。

現在、恋愛中の人もこれから恋愛する人も、突如として訪れることがある「失恋」。好きな人に告白してフラれたのであればまだしも、それなりの期間を2人で過ごした後の失恋は、多かれ少なかれダメージが伴います。また、自分がフった側だとしてもダメージが残る場合があります。失恋のダメージを癒やさないことには、新しい生活や次の恋愛がままならないのも事実です。本来であれば、一刻も早くダメージを癒やして、次のステップへ進みたいと誰しもが思うことです。

しかし、早いダメージ回復を望むからといって、右往左往するのはよくありません。環境や行動を変えれば気分も変わり、ダメージが回復するというわけではありません。今回は、失恋から次の恋愛までにやってはいけない行動について考えてみたいと思います。

新しい恋愛で過去の恋愛を上書きするのはNG

失恋のダメージを癒やすのに最も手っ取り早いのが、新しい彼氏を作ることでしょう。新しい彼氏ができれば、楽しいこともたくさん待ち構えているでしょうし、新しい思い出づくりもできます。新しい彼氏は、傷ついたアナタの心を癒やしてくれる存在かもしれません。

しかし、少し考えてみて下さい。アナタは元彼のことを完全に吹切っているでしょうか?突然の別れにより、心の準備もできないまま独りぼっちになってしまったことで、寂しさを紛らわせるために無理矢理、彼氏を作ろうとしていませんか?

そんな状態で、新しい彼氏ができたとしても果たしてその彼氏を心から愛することができるでしょうか。アナタの中で、どこか元彼を今彼に重ねていたりしませんか?もし、そうだとしたら、今彼に対して失礼ですし、後ろめたさが残ったままつきあうことになります。まさに、新しい恋愛で過去の恋愛を上書きするような行為です。

とは言え、いつまでも新しい恋愛に前向きになれないのも考えものです。やはり、ある程度ダメージが残こったままになるのは仕方ないとしても、元彼のことは完全に吹っ切れてから、正々堂々と新しい彼氏と向かい合うべきです。元彼とLINEで連絡するなどしているうちは吹っ切れているとは言い難いです。アナタには元彼よりも、新しい彼氏を大切にして欲しい、いや、アナタの新しい恋愛を大切にして欲しいということに他なりません。

また、失恋直後は他の男性の優しさが、いつにも増してありがたく思えるものです。失恋のツラさから逃れるために、新しい彼氏とつきあったことが招いてしまった悲劇を1つ紹介します。

A子さんには、3年つきあったZ雄さんという彼氏がいました。2人ともアラサーです。同棲はしていませんでしたが、つきあい始めて2年ほどで結婚を視野に入れた話が出始めました。お互いに、2〜3年後ぐらいには結婚するという意思を持っていましたが、いざ結婚に向けて現実的な話をしだすと、意見に食い違いが出てきて喧嘩が絶えなくなりました。

そんな時、A子さんは高校時代からの友達であるX郎さんに、将来への不安を相談していたりしていました。高校時代にA子さんとX郎さんは、7〜8人ほどの仲良しグループのメンバーで、恋愛関係などはなく親友のような存在でした。X郎さんは、A子さんの悩みに対して親身になって相談に乗り、できればA子さんに幸せになって欲しいと考えていたようです。この時のA子さんは、高校時代となんら変わらない付き合いかたをしてくれるX郎さんのことを「優しい」とは思いましたが、恋愛感情とは全く別のものだったそうです。

しかし、X郎さんのアドバイスも虚しく、A子さんとZ雄さんは別れることになってしまいました。Z雄さんから別れを切り出されたそうです。A子さんは幸せな結婚生活を夢見ていただけに、ショックを隠せずX郎さんに慰めてもらう毎日でした。2人の間に恋愛感情が芽生えるのに、時間は要しませんでした。

ここまでは、ドラマやライトノベルではありがちな展開ですが、現実によくあることです。しかし、ここからまだまだドラマ以上の出来事が待ち構えています。

A子さんはX郎さんとつきあい始めますが、具体的な結婚生活までイメージしていたZ雄さんとのことを簡単に忘れられるはずもなく、X郎さんの優しさにうしろめたさを感じ始めます。ついにはX郎さんに、今でもZ雄さんのことが忘れられないことを打ち明けてしまいます。優しすぎるX郎さんは、A子さんに対して「それでもイイよ」と返答しますが、A子さんの良心がそれを許しませんでした。結局、2人は別れてしまうことになります。

この例では、A子さんがZ雄さんのことを振り切ってからX郎さんとつきあってさえいれば、幸せになれた可能性は十分にあったと考えられます。元彼のことを吹っ切らずに新しい彼氏とつきあったことで、最良のパートナーになりえた貴重な存在を失ってしまったという例でした。

失恋して立ち直るまで、時間はかかるもの。でも、寂しいからと言って安易に誰かとつきあってはいけない。

その2では、元彼を吹っ切るために仕事や友人関係などで、リアルを充実させることの良し悪しを考えてみたいと思います。〜その2〜に続きます。