米史上最大の出資金詐欺資金、資金洗浄企てた運び役が有罪認める

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[ボストン 20日 ロイター] - 史上最大規模の出資金詐欺とされる「テレックスフリー」の共同創業者が置き去りにした資金を米国から持ち出し、マネーロンダリング(資金洗浄)する企てに加担したとして起訴されていたブラジル人の男(28)が裁判で罪を認めた。量刑は12月7日に言い渡される。

テレックスフリーは米マサチューセッツ州に拠点を置いた会社で、米国人とブラジル人が創設。インターネット電話サービスを手掛けるとしながら、ほとんど販売実績がなく、数千人から「プロモーター」としてネット上に広告を掲載するための登録料数百万ドルを徴収して収入を得ていた。検察によると、これはピラミッドスキームと呼ばれる出資金詐欺商法で、会社は2014年、世界の189万人に総額30億ドルの損失を負わせて倒産。米国人創業者は逮捕され、ブラジル人創業者は資金を置いてブラジルに逃亡した。

その後、詐欺で儲けた資金をマネーロンダリングのため米国外に持ち出す計画のため、逃亡中のブラジル人の甥が今年1月に米国に派遣したのが今回罪状を認めた人物だった。

この人物は米国に入国後さらに別の人物に接触したが、この人物が捜査当局の協力者だったことから捜査員があとを付けてアジトとなった民家を突き止め、捜索の結果、マットレスの下から1700万ドル(約19億2000万円)の現金が押収された。