室内の愛犬のトイレの場所は1つに決めている家庭がほとんどだと思います。そんなトイレの場所を、引越しや家具の配置換えなどで変更することがあるかもしれません。しかし、犬にとってはトイレの場所が変わることは戸惑う理由にもなり、場所が変わったことでトイレを失敗してしまうこともあります。

今回は「愛犬のトイレの場所を変更する際の注意点」をご紹介します。

犬のトイレの覚え方

犬は何をもって「ここがトイレだ!」と認識しているのでしょうか。これはしつけ方によっても異なってきますが、主に以下のいづれか、もしくは組み合わせでトイレだと認識している犬が多いのではないでしょうか。

トイレの場所(部屋や空間)トイレシートの感触音などのコマンド

「トイレの場所」で覚えている場合、そこがケージで囲われていたり、トイレスペースとしての場所が明確に確保されていることが多いです。また、「トイレシート」の足裏の感触でそこがトイレであると認識している犬も多くいます。そのためトイレシートの種類が変わったら、途端に失敗するようになったという犬もいます。他には音や声によるコマンドでトイレをするようにしつけられている犬もいます。この場合は、そのコマンドを飼い主さんが出すことで、大抵の場所でトイレを行うことができます。

トイレの場所を変更する際の注意点

場所で覚えている犬

トイレの覚え方は犬によって異なることが分かりましたが、トイレの場所を変更する際にあ特に注意したいのが「場所」でトイレを覚えている犬ですよね。犬にとっては、その場所が変わることは戸惑い以外のなにものでもありません。そのため、いつもとある場所にトイレがないことで、判断ができず粗相をしてしまうことも少なくありません。

そのため、もし家具の配置換えなどでトイレの場所を変更する場合は「少しずつ」トイレを移動させてみてください。例えば隣の部屋に移動する場合、突然隣の部屋に持っていくのではなく、中間地点に移動させ少しずつ移動させます。慣れるまでは慎重さが大切になります。多分大丈夫だろう!と一気に移動させないことが大事です。

ペットシートの感触で覚えている犬

ペットシートの感触でトイレを覚えている犬の場合、いつもの場所からトイレを移動させても、数回その場所へ連れていくことで、覚えてくれるでしょう。このケースで注意が必要なのは、トイレシートの感触が変わった途端に粗相をしてしまう可能性が高いことです。ペットシートを変える場合は、初めからトレーニングを行う必要があることを覚えておきましょう。

音などのコマンド

トイレの場所を変えても一番スムーズに覚えてくれるのが、音などのコマンドでトイレを覚えているケースです。例えばトイレをする際に「シーシー」といったように声がけをして覚えさせた場合や、トレーニング用の道具を使って覚えさせた場合、新しい場所でもそのコマンドを出せばスムーズに認識ができるはずです。成犬になってからでもこのトレーニングはできますので、新たにしつけをしたいという時にはお勧めの方法です。

褒めるしつけ

トイレの場所が変わると粗相が増える犬も多くいます。今まで出来ていたのに何で??とつい叱ってしまう飼い主さんもいるかもしれません。しかし、叱っても愛犬がトイレを覚えることはありません。それどころかトイレ自体が悪い事だと認識してしまい、トイレを我慢するようになってしまうこともあります。

そこでトイレのしつけで意識したいのは「褒めるしつけ」です。犬は本来「良いこと」があるとその行動が増えます。 そのため正しい場所でトイレができたら、十分に褒めることが大切です。逆に、正しい場所でトイレが出来なかった際は叱るのではなく、飼い主さんは反応をせずに淡々と掃除をしてください。正しい場所でのトイレをすることが犬にとって「嬉しい事」にしてあげましょう。

まとめ

トイレの場所が変わるということは、人間が思っている以上に犬に戸惑いを与えてしまうものです。トイレのしつけは家庭犬として暮らす場合には最も大切なトレーニングの一つです。犬も人間も嫌な思いをしないように、ぜひ慎重でデリケートな問題であることを飼い主さんは覚えておいてくださいね。