いつも読者からの質問に回答してくれる、メルマガ『『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』』の著者で人気コンサルの永江一石さん。今回は「今話題のクラウドファンディングを企業が成功させるための秘訣を知りたい」という質問に、自身もいくつか出資したことがあるという永江さんが「寄付する側が注目するポイント」について答えています。

達成できないクラウドファンディングの問題点

Question

先日、知っている人のいる会社が、新サービスリリースのためクラウドファンディングをしました。しかし残念ながら、締め切り当日まで設定金額にいたらずでした。自分自身、そのサービスに出資しようとは思わなかったのですが、個人ではなく企業の場合、クラウドファンディングを成功させるためのポイントは何になりますでしょうか。

自分としては、

・そのサービスが社会貢献になること

・文章などから、企業の「本気」が伝わること

この二点が重要ではないかと。達成できなかったサービスは「流行っているからやってみよう」みたいな感じで、本気さが伝わってこなかったのです。

永江さんからの回答

クラウドファンディングは基本的には寄付で、わたしも過去にはいくつか出資したことがありますが、それにしてもこのところ、ヘンなものもいっぱいあります。トンデモ医療系なのではと思われるようなものから、金額達成したものの実行できなくて逃げちゃったものまで。そろそろ、募る前に第三者が審査したほうがいいんじゃないですかね。

で、自分自身、どういうものに心を動かされたかを考えてみました。

まずはこの方のご指摘にあるように、「社会貢献」というのは方向性のひとつとしてあると思います。さらにもうひとつの方向性としては、「今この世の中になくて、これは絶対ほしいと思うような魅力的なモノやサービスの開発」ということではないでしょうか。これらの表現として本気さというのはあり、企業発のクラウドファンディングは特に、「実現性」という本気さが見えないと出資されにくいと思います。

クラウドファンディングは単に資金集めのように見えますが、その他にも目的があり、その一つがマーケティングです。寄付を集められるプロジェクトならスタートしても流行るし、成功する可能性もあるでしょう。それを見定めるためにもクラウドファンディングはあるといえます。

なので、達成できなかったサービスは本気度もさることながら、その内容に社会的ニーズがなかった可能性も高いのではないかと思いますね。

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