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●カスペルスキー セキュリティの新機能や強化点

カスペルスキーは、個人向けのセキュリティ製品である「カスペルスキー セキュリティ」の新バージョンをリリースした。

Windows版、Mac版、Android版の「カスペルスキー インターネット セキュリティ」とiOS用のセーフブラウザが同梱する。それぞれのOSでの動作条件は、カスペルスキーのWebページを参照してほしい。

基本的にOSがきちんと動作する環境であれば、問題ない。製品ラインナップは、表1の通りである。

表1のうち、プレミアライセンス版は、購入者本人もしくは同一世帯の家族・同居人であれば、制限なく利用できる。製品のインストールは、それぞれのOS用のインストーラーをダウンロードして行う。

あとは、画面の指示に従い、インストールを進める。

アクティベーションを行い、保護が有効になる。図5は、メイン画面である。

○カスペルスキー セキュリティの新機能や強化点

まずは新機能を紹介したい。Windows版では、OSの再起動時を狙って感染を試みるマルウェアのブロック機能を新たに搭載した。

[オペレーティングシステムの再起動中の感染を防止する]にチェックが入っているのを確認しよう。Mac版では、Wi-Fi使用時の安全対策が新機能として搭載された。安全ではないWi-Fi接続を行うと、図7のようなメッセージが表示される。

2020年の東京オリンピックを控え、各所で、無料のWi-Fi接続サービスが提供されるようになった。そのすべてが危険とはいえないが、一部には通信内容が盗み見されるような危険なサービスもある。

このように安全ではないと判定された場合の対策であるが、カスペルスキー セキュアコネクションを使いたい。Windows版ならば、無償版が同時にインストールされ、デスクトップにリンクが配置される(カスペルスキー セキュアコネクションは、今回よりMac版にも搭載された)。設定は非常に簡単で、中央のスイッチをオンにするだけだ。

カスペルスキー セキュアコネクションでは、仮想プライベートネットワーク(VPN)サービスで通信経路を暗号化する。他にも、他国を経由することで、自分の位置情報を隠すといったことも可能になる。

無償版は、1日200MBという制限がある。有償版はその制限がなく、1年5台で年間2,900円(税込)である(年間以外に1か月もある)。必要に応じて検討してほしい。

危険なサイトの診断機能に、従来の「安全(緑)」と「危険(赤)」に加え、今回の新バージョンでは、新たに「警告(黄色)」が追加された。

図10のようにブロックされる。同様に検索でも、危険なサイトなどの場合、警告が行われる。

●脆弱性対策も十分に

○脆弱性対策も十分に

悪意を持った攻撃の多くは、OSやアプリケーションの脆弱性を悪用する。この対策は、常にOSやアプリケーションを最新の状態に保つことである。しかし、PCにそれほど詳しくないユーザーにとっては、自分自身でチェックを行うことは難しい。カスペルスキー セキュリティでは、最新版に更新されていないアプリケーションがあれば、メッセージを表示し、アップデートを推奨する。

こうすることで、つねに最新の状態を維持できる。さらに、ソフトウェアクリーナーでは、

ユーザーの同意を得ずにインストールされたソフトウェア

ほとんど使用していないソフトウェア

アドウェア

を検知し、知らせてくれる。

本人も忘れてしまったソフトウェアやほとんど使ったことのないソフトウェアは不要である以上に、脆弱性などの原因になりやすい。日頃から、この機能を使い、リスクをなるべく軽減したい。

●最後の砦、システムウォッチャー

○最後の砦、システムウォッチャー

この数年、猛威をふるう脅威の1つにランサムウェアがある。感染するとPCを使用不能にしたり、ユーザーデータを暗号化する。そして、特徴の1つに新種や亜種が多く、従来の防御では、防ぎきれない要素がある点だ。カスペルスキー セキュリティには最後の砦ともいえる防御機能のシステムウォッチャーが搭載されている。

システムウォッチャーはランサムウェア専用の機能ではなく、未知の脅威に対するプロテクションである。通常のマルウェアやランサムウェアならば、他の機能で防ぐことができる。ここでは、未知のランサムウェアを防いでいる例を紹介したい。システムウォッチャーはファイルの変更を監視し、疑わしい挙動を検知した時点で、保護されたファイルのバックアップを作成する。そして、マルウェアの検知を通知する。

次いで、マルウェアが作成したファイルを削除する。

まず、マルウェア本体を削除する。

ランサムウェアの場合、この段階でデータが暗号化されている。そこで、暗号化されたファイルの復元を行う。

こうして、未知のランサムウェアによって行われた変更がすべてロールバックされ、感染前の状態となる。

この一連の動作は自動的に行われ、ユーザーが特別な操作を行うことなく進められる。

カスペルスキーでは、30日間使える体験版も提供している。興味を持ったのであれば、試してみてほしい。