生後3日の新生児(2017年9月2日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】イスラム過激派の関与が疑われる事件が相次ぐフランスで、ある家族が「聖戦」という意味でも使われる「ジハード(Jihad)」を子どもの名前として届け出たところ、地元当局から待ったがかかった。近く、家庭裁判所で判断が示される見通しという。

 司法筋が23日、AFPに明らかにしたところによると、「ジハードちゃん」の届け出があったのはフランス南西部の都市トゥールーズ(Toulouse)。8月に両親が手続きをした後、市当局が検察当局に問い合わせた。

 その後、家庭裁判所での審理手続きに入ったといい、判事が名前の変更を命じる可能性もある。

 ジハードは本来は聖戦というよりも、イスラム教徒にとっての罪に対して個人が非暴力であらがうことを指す言葉だが、近年はイスラム過激派と結び付けられるようになった。

 フランスでは1993年まで、ファーストネームは認められたものの中から選ばなければならなかったが、現在は好きな名前を付けられる。だが地方自治体によっては今も、親が選んだ名前によって子どもに悪影響が及ぶ恐れがないか検察当局に問い合わせるケースがある。

 2013年には、南部ニーム(Nimes)出身の女性(当時35)がジハードと名付けた息子に「私は爆弾」「9月11日に生まれたジハード」と書かれたTシャツを着せて学校に行かせたとして大きなニュースとなった。この母親は、テロリズムを賛美したとして執行猶予付きの有罪判決を受けている。
【翻訳編集】AFPBB News