オランダで3Dプリントのコンクリート橋が開通。荷重2トンに耐えるサイクリスト向け


オランダ・ヘーメルトに、世界初の3Dプリントで作られた橋が開通しました。この端は主に自転車で通行することを目的としたもので、アイントホーフェン大学が設計に関わり、プレストレストコンクリート(Prestressed Reinforced Concrete / PRC)で作られています。プレストレストコンクリート(PC)の特長は、その製作時に予め圧縮応力を加え(プレストレス)ておくことで、引張応力に対してひび割れなどを生じにくくしているところ。鉄道橋などかなりの重量物支える必要がある場合には、ひび割れ発生の可能性が高くなるもののPCに鉄筋を入れたPRC構造とするケースもあります。

ゲメールトの水路にかけられた橋はその長さ約8mで、約800層に塗り重ねられた3Dプリントコンクリートを組み合わせ、およそ3か月をかけて作られました。耐荷重テストでは約2トンの重さに耐えられる安全性を示したとのこと。これは当然ながら自転車向けとしては十分な耐荷重性能です。

コンクリートを3Dプリントする利点は、型枠が必要ないことから複雑な形状を素早く作り上げられるところとされます。またセメントの使用量も必要な分だけで済むことから、素材の無駄づかいをなくし、発熱によるCO2排出量も削減できると説明されます。

なお、オランダでは3Dプリント技術の開発が盛んで、たとえばある建築家は特殊な3Dプリンターを開発し、8の字ループ型の建物を作ろうとしているという話もあります。また、建築スタートアップのMX3Dはアムステルダム運河にステンレス鋼を3Dプリントした鉄橋を"出力"中。この橋は2018年3月までにプリント工程を終え、6月ごろに完成する予定とのことです。

 
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