相談者/ミサ(27)

チリと日本のハーフ。日本に10歳まで住み、その後13年間チリへ。3年前に日本に帰国してから、社会人経験後に改めて大学生活を送る27歳。'18ミスユニバースのセミファイナリストとして、不安をかかえている。

ミサ:子どもの頃は、肌の色やホリの深さで日本人として扱われず、南米に行ったらチャイニーズって言われて…。一体私のナショナリティはどこ?って考えて色々苦しかった経験が。でもあるとき、「日本人でもチリ人でもある=両方経験している」ということに気がついて。私、ふたつの経験ができて幸せなんだって考えに行き着いたのですが、同じハーフとして、エリアナさんはどうでしたか?

エリアナ:私の場合は、父親もいなかったのに、周りはみんな日本人、一緒に暮らしている家族の誰にも似てないことで幼少時は、悩んだかな。でも、うちの家族はすごくストレートに話すから「あなたのパパはアフリカ系アメリカ人だよ」って教えてくれたし、佐世保は米軍基地も近かったから、変に自分はみんなと違うんだと...考えたことはなかったの。それは今思うと、家族の支えや考え方のおかげかな。もちろん、家族だって私じゃないから、ジャストに求めているものに答えが返ってこない時だってあったけど、パパとママの恋愛ストーリーとか聞くと、素直にいいな♡って思うし。私のママは日本人だけど、すごく濃い顔立ちだから、学生時代は悩んでいたみたいだし、結局、ハーフだから悩みがあるとかじゃないと思っていて、人それぞれ悩みはあるよね。

ミサ:あ、私も普通にしているのに「怖い!」とか「目力強すぎる」ってよく言われるんです…。

エリアナ:それってもしかしたら、自分のコンプレックスだからじゃない? 自分が気にしているから余計そういう言葉が耳に付いちゃうのかも。私はお尻が大きいのが理想なんだけど、日本ではよく「本当に理想的なお尻だよね」って言われる。でも、それこそユニバースの中では「ジャパンはお尻がない!」っていつも言われてたんだよ(笑)私もボンッていう形に憧れてるんだけど…。

ミサ:今、ミスユニバースのセミファイナリストまで進んでいるのですが、この先への不安もいっぱいあるのが事実。エリアナさんは不安ってありましたか?

エリアナ:不安はなかったかな。むしろ、日本では代表に選ばれた時、私に対する批判のほうが多かったから、世界大会に行ってからのほうが自由だったし、心地よくて楽しかったほど。セミファイナリストって清楚系が多いから、型を壊していくことがポイントになるかもね。ハーフならではの自分の個性、ありのままでいいって、日本のファイナリストたちと同じじゃなくていいって割り切って。自己主張はワガママじゃないし、したほうがいいよ。

ミサ:ミスユニバースに出るとき、意識したことや、準備したことはありますか?  知らない世界すぎて、何を話したらいいのかもわからなくて…。

エリアナ:基本の体作りはジム。質疑応答は友達にアレコレ質問してもらって、すぐに答えるっていう練習を繰り返しやっていたよ。あと、'03年に世界に行った宮崎京さんと仲良くなって、色々教えてもらいました。あとはお洋服! キャンプの日程に合わせて、着るお洋服のコーデを毎日分写真にとって決めたな〜! でもやっぱり根底となる美意識をアゲることが一番大切なのかも。

ミサ:美意識ってどうやってアゲられたんですか?

エリアナ:私の場合は、トレーナーがとにかく厳しい人だったの。もちろん愛がある厳しさね。ちょっとでも肌荒れを起こすと「最近たるんでるんじゃない?」って言われたり(笑)でもそういうふうに言ってくれる人がいたから、今の私があると思うの。第三者の目って大切だしね。あとは、朝晩全裸になって、鏡で自分の身体をチェックしてるよ。美意識をアゲたい、変わりたいって思うなら、自分でどんどん行動してみて。言葉だけじゃなくて、行動に起こしていくことが大事だよ!

ミサ:わかりました! 最後にもうひとつ。周りから「ミスになっても変わらないでね」と言われることがあります。エリアナさんは実際になってみて、変化ってありましたか?

エリアナ:あのね、自分がミスになると自分が変わるんじゃないの。友達が変わるんだよ。だからこそ、自分を持っていないと逆に大変なの。これ、本当の話だからね!

ミサ:エリアナさんからの言葉、本当にひとつひとつが奥深くて、とても勉強になりました。一歩ずつがんばります!  ありがとうございました。

宮本エリアナ(23)

ミスユニバースジャパン2015。モデル、タレントとしてテレビや雑誌などで幅広く活躍中。