スペイン北東部カタルーニャ自治州の州都バルセロナで行われたデモ(2017年10月21日撮影)(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】スペイン北東部カタルーニャ(Catalonia)自治州の独立問題で、独立派の一部は中央政府がカルレス・プチデモン(Carles Puigdemont)州首相らの解任に踏み切れば「大規模な市民的不服従」を行うと警告している。

 スペインの政治危機としては過去数十年で最も深刻な問題の行方を左右する1週間が始まった。地元では消防隊員や教師、学生らもストライキや抗議デモを予告するなど態度を硬化させており、緊張が高まっている。

 州側は今月1日、違法とされていたにもかかわらず独立の是非を問う住民投票を強行。賛成が圧倒的多数を占めた。こうした動きに中央政府は州政府を入れ替える方針を貫く構えで、先に閣議決定した自治権停止は27日までに承認される見通しとなっている。

 独立を目指す州の各政党は対応策を協議するため、26日に議会を招集する。一方的な独立宣言を行う可能性もあり、もしそうなれば混乱に拍車がかかるとみられる。

 住民投票後の中央政府による締め付けについて、プチデモン州首相の連立政権を支持する極左政党「人民連合(CUP)」は、フランシスコ・フランコ(Francisco Franco)将軍の独裁政権以降で「最悪の攻撃だ」と非難している。カタルーニャは1935〜75年のフランコ政権下で自治や言語、文化が抑圧された経緯がある。

 CUPは「この(中央政府による)攻撃は大規模な市民的不服従を招くだろう」とけん制している。
【翻訳編集】AFPBB News